彼氏の本当の気持ちを聞き出すことなどは、付き合いが浅くても長くても、女性からはなかなか難しいことです。それでも二人の関係がよくなるためには、彼氏が彼女にされて嬉しいことをしてあげたいもの。彼氏が彼女にされて嬉しいこととは、いったいどのようなことがあるのでしょうか。男性の本音を探ってみましょう♪
女性は男の本音がわかってない?
互いの気持ちが手に取るようにわかる関係は、たとえ長い時間一緒に暮らしてきた家族であっても非常に難しいことです。「言わずもがな」「阿吽の呼吸」などという言葉はありますが、それが相手の「本音」かどうかは怪しいのです。
老夫婦が言葉も交わさず通じるといわれる理由の一つは、行動が習慣化しているものだからです。本当に望んでいるかどうかは、実際にはお互いにわかっていないのです。さらに互いに本音をいえばぶつかってしまうことも経験値として体得しています。
オスは飾るもの
彼氏が彼女にされて嬉しいことがあるにもかかわらず、それを彼氏は口に出すことができないケースがままあります。これは一種の虚勢と考えられています。オスがメスに対して格好をつけることは人間界だけでなく、動物の世界ではよくあることです。
本当は彼女にされて嬉しいことがあるのだけれども、それを口に出してしまったことで現在の関係が壊れてしまうのならば今は我慢すべきではないか、と彼氏は躊躇するのです。特に近年増殖したといわれる「草食系男子」であればなおさらです。
見返りを期待しないわけがない
やさしい彼氏と自慢する女性も多くみられますが、実は彼氏が相当我慢をしていることもあるのです。彼氏としては、本音は「あれもしてほしい」「こんなふうにしてほしい」というように、彼女にされて嬉しいことは沢山あるのにもかかわらず我慢しているのです。
彼女にやさしくしてあげたら、見返りとして彼女にされて嬉しいことの一つは実現してほしいとは思っています。しかしそれを口にしたら関係が壊れてしまうのではないかとも感じているのです。彼氏は本音をすべてさらけ出しているわけではないのです。
女性上位の世界だから
演歌に歌われてきたような、彼氏の後を数歩下がって歩くような昭和の女性は相当珍しい存在になりました。恋愛であっても男女平等の時代ともいわれながら、実は男性が本音を出さず彼女に嫌われないようにする術を身につけた時代ともいえるのです。
二人の関係をもっと濃厚にしたいのであれば、この事実を素直に受け取ってみてはいかがでしょうか。彼氏が秘かに思っている、彼女にされて嬉しいことの幾つかをサプライズでしてあげれば、二人の仲は間違いなく強い結びつきになるはずなのです。
実は彼女にされたくないこととは?
多少の男女の差はあれど、自分が嫌だと感じることは彼氏も嫌だと感じています。彼女の行動の中で嫌だとは思うものの、これはこういうものなのだと本音を押し殺している彼氏もいます。女性の扱いに慣れていない彼氏であればなおさらのことです。
本音と建て前は表裏一体です。表裏がある人間はよくないと教えられましたが、現実は使い分けられなければ社会からはみ出てしまいます。彼氏が実は嫌だと思っている、彼女にされたくないことを幾つかご紹介しましょう。
ネガティブオーラを出すこと
人の悪口を言ったり、自分を卑下しすぎたりすることで、気が付かないうちにネガティブオーラを出していることがあります。聖人君主になる必要は全くありませんが、人の悪口を聞いて良い気持ちにはなれません。愚痴を聞くのも限界があるということです。
凹んでいる彼女を励ますことは彼氏の役目ではありますが、そう何度も繰り返されるとウンザリします。大声で責められたり、小言を繰り返すというようなことは、気ごころを知れた仲だからこそとはいえども、やはり彼女にはされたくない行動です。
素を出しすぎること
仲が良くなってくると、緊張感が薄れ、遠慮もなっていきます。自分の気持ちに素直になるのは悪いことではありませんが、ともすると相手にとっては我が儘であったり幻滅させる行動になったりすることがあります。
「女らしさ」「男らしさ」などというと、差別だと非難する人もいます。ところが現実は、圧倒的に「らしさ」を保持している人が多いのです。素を出したことが「百年の恋も冷める」ような行動であれば、当然彼氏には嫌だと思われます。
その他
他にも「ずっと携帯をいじっていること」「不潔」「過度な喫煙癖」「ヒステリックな行動」「教養を感じない言動」「自己中心的な発言」「押しつけがましい態度」「極端な事故正当化」「虚言癖」「品のない言葉遣い」などがあります。
少なからず一つや二つは当てはまるものがあるでしょうけれど、当然、人によって嫌がる対象は違います。これらは彼氏の反応を見ながら確認していきましょう。決して彼氏の顔色をうかがうためのものではなく、不快にさせないエチケットの一環として、です。
男性が彼女にされて嬉しいこと10選
彼女という存在であるからこそ、されて嬉しいことがあるのです。家族からされても嬉しくはなく、男友達からされても嬉しくはないのです。キーワードは二つあります。一つはよく言われることで、すべての男性はマザコンであるということです。
つまり、小さいころに母親にしてもらっていたことを彼女にしてもらったら、彼氏は嬉しく感じてしまうのです。毎日されると嫌な思い出も思い出しますが、ほんの少しだけ彼女にされた場合は、嬉しく感じてしまうことがあるのです。
二つ目の要因は、当然ですが「彼女だから」です。友達にされても嬉しいとまでは思わないのです。また、家族にされたとしても嬉しくは思わないことが多いです。あくまでも、最愛の彼女にしてもらうことだからこそ、嬉しく感じることなのです。
この二つのキーワードが含まれる「彼氏が彼女にされて嬉しいこと」は、当然ここでご紹介したものだけではありません。彼氏が自分のことを話すときや何気ない仕草から、「してほしいこと」のヒントをつかむことができます。
嬉しいこと・その1「髪をなでる」
「女性のほうが、普通好きじゃないっすか。髪、なでられるの。好きな男性に髪をなであれるのが好きって、いうじゃないっすか。あれ、逆もいいんすよ。実際、気持ちいいんすよね。ベッドの上でなくても、何気なく頭ぽんぽんとかも」(21歳・学生)
よしよしと頭をなでられるような仕草から、いつもはしてもらっているベッドの上で髪をなでてもらうことを逆に彼氏にしてあげることなど、人気がありました。動物と同じように、気持ちが通じ合うためにもなでる行為は互いに嬉しいことなのです。
嬉しいこと・その2「マッサージ」
「本格的なものじゃなくていいんですよ。肩たたきとかでね。十分。手のひらマッサージとか、たまりませんわ。何が嬉しいかって、揉みながら『こっているねえ。お疲れ様です。』って、いたわってくれるところですよ。」(34歳・会社員)
日頃からスキンシップをとっているカップルは、二人の親密度が違います。最愛の彼女が一生懸命してくれることが、何よりも嬉しいのです。彼氏としては彼女の体温が感じられ、心も同時にほぐされていく感じがするのです。
嬉しいこと・その3「膝枕」
「ベタですけどね。膝枕とか耳かきとか、憧れていましたからね。でもハズいじゃないですか。頼むっていうのもヘンだし。だから、してくれたら嬉しいっす。」(21歳・学生)
普段から甘えている、例えば姉さん女房であれば日常的なことなのかもしれません。しかし一般的には、なかなか実現していないことでもあります。他にも「爪切り」などもありました。これらも母親の影響なのかもしれません。
嬉しいこと・その4「一緒にお風呂」
「うちのバスルーム、狭いんです。それもあって、二人で一緒にってことはまずないんです。それでも一緒に入って、一人が身体を洗って、一人がお湯につかって、その間にいろいろな話ができたら、いいなって。」(28歳・外資系)
女性としては恥ずかしいことですが、意外と男性からは彼女にされて嬉しいことランキングでは上位に入る人気ぶりでした。恥じらいは失って欲しくはないものの、入浴というより近しい関係いなることが、男性にとっては嬉しく感じるとのことでした。
嬉しいこと・その5「ちょっとHなこと」
「裸エプロンまでは必要ないんですよ。でも俺のシャツを羽織ったり、彼女のほうからベッドに誘ったりとか、たまにはセックスに対しても積極的になってほしいなって、そういうことです。人がいるにも関わらずチューしてくるとかね。」(25歳・会社員)
身体の相性も二人の関係には重要な要素となっています。いつも受け身の女性であれば、たまには積極的になってみましょう。昼間は淑女で夜は娼婦というのは、昭和の男性が夢見る女性像でしたが、いまでも彼女にされて嬉しいと思う男性は多いのです。
嬉しいこと・その6「優しくして」
「何が良いかって、やっぱ彼女から優しくされたら嬉しいですよ。病気の時は看病してほしいし、仕事で失敗したときは元気づけて欲しいですよ。そういうのって、一方通行じゃダメでしょ。お互いに、ってところが大事だと思うんです。」(33歳・会社員)
男女ともに、パートナーに求めることで一番は優しさです。厳しさを求めることもありますが、それはスパイス的なものであり、メインになっているのは優しさです。互いに唯一無比の存在になっているからこそ、大事にする気持ちが重要なのです。
嬉しいこと・その7「ありがとう」
「付き合い始めのころは素直に言っていたけど、だんだん言わなくなりますよね。あたりまえ、みたいな態度になったり。でも、毎回笑顔でありがとう、っていわれたら嬉しいですよ。嫌な気持ちには絶対ならないでしょ。それも気配りだと思う。」(21歳・学生)
感謝を表現するのは、実は難しいことです。些細なことであっても、きちんと「ありがとう」といる女性は素敵です。彼氏からすれば、この一言があるだけで満たされることもあるのです。たった一言だけでも、彼女にされて嬉しいことになるのです。
嬉しいこと・その8「片付け」
「これ、難しいことだとは思うんです。微妙というか。されすぎちゃうと、うざいです。でも、さりげないことをさりげなくやってくれると、めっちゃ嬉しいんです。俺が脱ぎ散らかした服が畳んであったりとか、洗い物とか。」(32歳・会社員)
彼女の家庭的な部分や、育ちの良さの部分が垣間見られることもあって、彼氏が彼女にされて嬉しいことの上位に入っているものの一つです。ポイントは本格的では「ない」という点です。やりすぎると寧ろ鬱陶しいと思われるようです。
嬉しいこと・その9「理解者」
「結婚しようと思ったのは、やっぱり最大の理解者だと思ったから。付き合っていたときに、彼女にされて嬉しかったのは、俺のことを否定せず、理解しようと努力してくれたから。そんな彼女だったから、この秋、結婚します。」(35歳・会社員)
パートナーとして一緒にいるのは、楽しいときだけではありません。互いに苦しいときもあります。そのような時こそ、お互いがお互いに対して何ができるかということを考えられる余裕が不可欠なのです。
嬉しいこと・その10「愛されている実感」
「なんといっても、気持ちを伝えてくれることが一番ですよ。一方通行じゃないってことです。はっきり言ってくれたり、気持ちを正直に言ってくれたり。俺のこと、本当に好きなんだって、態度や言葉で表されたら、そりゃ嬉しいですよ。」(23歳・会社員)
女性だけではなく、男性であっても愛されている実感は欲しいものです。正直な気持ちを伝えてくれることは、彼女にされて嬉しいことのトップといっても過言ではありません。
彼女にされて嬉しいことは、あなたにとっても嬉しいこと
人にされて嫌なことは、自分にとっても嫌なこと。人にされて嬉しいことは、自分にとっても嬉しいこと。昔からよく言われることです。彼氏が彼女にされて嬉しいことには、文字通りの意味の他に二つの意味があります。
一つは「あなたも嬉しくなる」ということです。そして二つ目は「彼氏はますますあなたが好きなる」ということです。二人の仲が一層仲良くなる方法の一つである、彼女にされて嬉しいことを、彼氏にしてあげてはいかがでしょうか。