男子職員女子職員に好かれ、社内のみならず社外にもなぜか好感度の高い職場美人っていますよね。仕事ができて気働きもできる、おまけに愛嬌もあって清潔感も抜群。いったいどこで差がついているのか、職場美人の仕事テクニックと女子力発揮テクニックを徹底解剖。あなたも明日から職場美人です!
女性が憧れる「職場美人」の特徴とは?
会社の中で社内で男女問わず人気があり、上司や部下、同僚からの信頼が厚い女性って必ずいるものです。仕事ができて、しかも周囲への気働きやフォローもちゃんとできる。おまけに、繁忙期などで職場がピリピリしているときには、良いタイミングでお茶を淹れてくれたりして、空気をパッと変えてくれるムードメーカー的な役割を果たす頼りになる存在、それが「職場美人」と呼ばれる女性です。
「職場美人」は仕事のバランスが抜群
職場美人と呼ばれる人は、あらゆる仕事のテクニックや社交スキルを自然に使いこなせるのが特徴です。それに加え、女子力をフルに発揮して、自然なのに、思いやりやおもてなしといった気働きができるのが強み。それらのバランスが絶妙なため、すべての業務、あるいは雑務さえスムーズな流れで行えます。
普段は目立たなくても、いざという時には「彼女がいるから大丈夫」という存在感が周囲に浸透しているような人。男性にも女性にも一目置かれる存在です。
「うちの会社の職場美人は38歳の女性ですが、とにかく仕事が早くて正確だし、清潔感があって、ちっとも老け見えしない。仕事に役立つことを偉ぶることなく教えてくれるし、言葉遣いが優しくて美しい。心に刺さる嫌なことをいう女子社員もいる中で、彼女の存在は職場の癒しです。大人の女性という感じで、本当に憧れます」(25歳・女性・医療サービス)
「常駐10人ほどの小さな会社ですが、職場美人いますよ。仕事をちゃんと期日前に終わらせ、時間に間に合わない人の作業もさりげなくフォローしてくれるんですよね。外回りから帰って彼女がいるとホッとするんですよね。お茶をいれてくれたり、励ましてくれたり、雑用も嫌な顔一つせず引き受けてくれたり。男性が多い事務所なので、彼女の気遣いは輝いて見えますよ」(42歳・男性・ディーラー)
「課にいる入社3年目の女性社員が、愛嬌があって仕事ができるんですよね。うちの課には来客がよくあるんですが、とにかく彼女の評判がいい。彼女は人に一度会うと絶対忘れないらしくて、何度か助けられました。休憩時間に彼女が種明かしをしてくれたんですが、もらった名刺の裏に日付や印象、土産物などがメモしてあって、流石だな、裏で努力してるんだなと感心しましたね。職場美人っていうのは、多分彼女みたいな人のことを言うのでは」(32歳・男性・建築)
職場美人が心がけていることとは?
実際に「職場美人」と呼ばれる人は、普段どんなことを心がけて仕事をしているのでしょうか。いろいろなオフィスにいる職場美人さんたちを紹介していただき、お話を伺ったのでご紹介しましょう。
「そうですね。特に心がけていることは、立て込んでる時の仕事の割り振り方ですね。頭を使う書類や企画書類などは午前中をメインに、逆に単純作業は昼休み後の午後に調整して効率的に時間が使えるようにスケジュールを組んだりしています」(34歳・女性・メーカー勤務)
「朝は割と早めに出社して、窓を開けて風を通したり、応接室や作業デスクの上を拭き掃除するのがルーティーンですね。これは誰にやれと言われたわけではありませんが、誰もがすっきりした気分で仕事が始められます。風水的にもいいですし、おまじないみたいなものですね。やるとやらないとでは、やはり空気が全然違います」(38歳・女性・NPO)
「特に意識はしませんが、誰かに何かをする時には、相手の立場に立って「自分だったらどうしてもらったら助かるだろう、嬉しいだろう?」と考えたりしています。時と場合もありますが、できる限り、そういった気持ちを仕事やおもてなしに活かせるように心がけています」(30歳・女性・クリエイティブ)
「当然かもしれませんが、身だしなみには気をつけています。清潔感のあるシンプルな装いとヘアスタイルですね。特にお客様にお茶をお出しする際や、書類をお渡しする時に目に付く手元や指先、ネイルの手入れには気を配っています。仕事や対人面では、どんな方にも分け隔てなく丁寧に接すること、どんなお客様にも感情的にならず丁寧に対処することを心に置いています」(28歳・女性・ディーラー)
実際に職場美人と呼ばれる方を取材すると、納得する素敵な方ばかりでした。普通は日々の仕事や締め切りに追われているとイライラもするし、周囲に気遣いする余裕などなかったりするものですが、職場美人のみなさんはしっかりとスケジュール管理して、更にその先を考える余裕を持った人が多く、刺激を受けました。
そして印象に残ったのは、みなさん共通して、自分自身のスキルアップに努力を惜しまないということでした。
こっそり真似したい!職場美人の仕事運を上げる女子力テクニック
職場美人は仕事のテクニック、社交スキル、そして誰もが女子力に溢れています。憧れの職場美人を目指したいなら、まずは基本的なテクニックを真似るところから始めてみましょう。
時間管理をしっかりと
職場美人は効率的な時間管理が得意です。午前中の時間帯は、脳の解決能力が高いため、頭を使う企画書や報告書等の作成作業を集中的にこなすのに向いています。また、午後はランチの後で脳がお休みモードになりがちなため、会議書類の印刷やホチキス止めなど、単純作業を中心にこなしていくと効率的。
「午後は確かにちょっと眠気がくることも多いので、そういうときに無理して数字を扱う書類の作業を進めると返ってケアレスミスが出てしまうので二度手間になるんですよね。なので気分を変えるためにも午後は単純作業を進めます。3時にお茶を飲んで、4時ぐらいになると、またリフレッシュして書類作業に集中できるようになりますよ」(34歳・女性・メーカー勤務)
「緊急時は別にして、電話は朝一番にはかけません。どこの会社も朝出社してすぐは、何かとバタバタしていることが多いので、結局二度手間になることも多いのです。電話をかけるのは11時ぐらい、お昼前が一番落ち着いて話せますよ。」(38歳・NPO法人)
「メールのレスポンスはやはり適度に早いのが好ましいですね。でも焦って急いで送らないことです。メールの誤字脱字がないか、伝えることが簡潔に書かれているか、添付書類はついているかなどチェック項目は多いんですよね。これは新入社員の頃のミスから学んだことです」(30歳・女性・クリエイティブ)
デスク周りをすっきりと
今回は取材でいろいろな職場を見せていただきました。みなさんの会社でもおなじみの風景。書類が平積みになって埋まりそうなデスクや、やたらとごちゃごちゃと物に占拠されているデスクがあったり、人それぞれ個性豊かなデスクが並んでいました。その中で職場美人のデスクに共通していたのは、デスクの上、パソコン周りなど、ほぼ間違いなくどなたのデスクもすっきり整頓されていたことです。
「デスクはどこに何があるか定位置をちゃんと決めておかないと、いざという時探したり、なくなってしまったりして困るんですよね。増える一方の文具類も、使い勝手の良いものを必要最低限で十分です。パソコンのデスクトップ上にも書類を出しっぱなしにしないようにシンプルにしておくと、毎日清々しく作業がはかどる気がします」(34歳・女性・メーカー勤務)
「まったく私物のないデスクも味気ないかなと思い、クリスタル製の小さなクマをひとつ飾っています。風水では鏡やクリスタル、ガラス製の小物は職場の悪い気を跳ね返すらしいので。ちょっと落ち込んだ時なんかに眺めて気分転換しています」(30歳・女性・クリエイティブ)
言葉のリズムを大切に
職場にいると、喋り方ひとつとっても、人それぞれいろんな癖を持っていることがわかりますよね。ほとんど喋らない人、一方的に喋り続ける人、声の大きい人、小さい人。声がしっかりと通って、話す言葉のリズムに流れがある人は、仕事運を呼び込むことができる人と言われているのをご存知ですか。
職場美人の話し方は、相手に聞き取りやすくゆっくりと丁寧で、語尾が軽く上がって心地よいリズム感があります。また、決してネガティブな言葉を使わないという共通点もあるようです。
「職場で気をつけているのは、ネガティブな言葉を使わないことです。たとえば「あの人嫌い!」というのは簡単ですが、良い方から表現を考えれば「ちょっと私には苦手なタイプかも」ぐらいの言い方で、心に嫌なものを残さない工夫を大切にしています」(38歳・NPO法人)
職場で人の噂話や悪口を言わないというのは基本的なビジネスマナーですが、当たり前のことがなかなかできない人もいるのではないでしょうか。言葉遣い、言葉の態度はもっともわかりやすく周囲の評価を左右するポイントです。職場美人を見習って「ことば美人」にもなりたいものですね。
困った時に心強い味方に
職場美人は様々なスキルを持っていて、いざという時、人に頼られることも多いでしょう。もちろん誰かが困ったときには仕事をサポートし、雑用を嫌がらずに引き受けたり、弱気になった仲間をそっと励ますのも上手。時に損得勘定抜きで誰かの力になることで、周囲の信頼を更に強くできるのです。
「繁忙期で残業が続いている時に、そっと差し入れをしてくれたり、いつでも手伝いますとメモを残してくれたりする。それだけでも癒されるんですよね。ああいう子は大事にしなきゃだめだよ!って取引先の人に言われます。ほんとにそうだなと思います」(32歳・男性・建築)
あなたも明日から職場美人になろう!
スキルアップを忘れず日々努力してポジティブにいれば、誰かがしっかり見ているものなんですね。憧れの職場美人は、実はちっとも難しいことではなく、当たり前のビジネスマナーをしっかりと自分のものにしていることと、相手の立場に立った気遣いができるかできないかだけの違いかもしれません。
あなたにも必ずできるはず。職場美人を目指してがんばってみてくださいね。