失敗なし!後腐れなし! 同棲ライフを成功させる生活費の管理法

大好きな彼と同棲をスタートするなら、お互いスマートに仲良く暮らせる工夫は不可欠。中でもふたりの生活費の分担と家事分担は同棲前には絶対に話し合っておくべき必須事項。今回は20〜30代、同棲初体験の方にぴったりの失敗知らずの同棲スタイルと生活費管理のアイデアをご紹介します。

同棲を成功させるコツは、最初に生活費と家事の分担を決めること

現在20代から30代、新しい世代の同棲ライフは多種多様。事実婚やシェアハウスライクな同棲生活を選ぶ人も多くなっていて、結婚を前提としない同棲も少なくありません。もちろん、昔も今も変わらず、結婚前提で同棲を始める人もたくさんいます。

大好きな彼氏との同棲が決まると、なんだかドキドキするのは皆同じですよね。初めての同棲生活、うまく一緒に暮らしていけるのか不安な方も多いことでしょう。これから始まる生活は、結婚してからも続く大切な基礎になるものです。ふたりの生活リズムやお互いの癖、さまざまなすり合わせが必要な時期。

特に話し合っておくべきなのは、生活費の分担と家事の分担のことです。お互いの生活のルールをしっかり作っておけば、同棲生活は必ずうまく行きますよ。

同棲と生活費の分担 曖昧なままではトラブルの元

同棲する前に欠かせない「生活費の分担」と「家事の分担」問題。甘い同棲を夢見ている方にはちょっと辛口かもしれませんが、恋愛中と、生活を共にする暮らしではお互いの関係性がちょっと違ってきます。

たとえば、一緒に暮らして初めてわかる相手の浪費癖やドケチっぷり。細かすぎる金銭管理や、必要なお金を出し渋るひどいケースもあるのです。また、家事分担のルールを決めておかないと、部屋は散らかし放題、洗濯物も料理もすべて女性に丸投げ状態になることも。共働きなのに、家事をこなさねばならず、「こんなはずじゃなかった」と出費や分担の不公平さに泣くことになりかねません。

同棲はお互いにフェアであることが前提です。あるいみシビアにパートナーの経済観念や家庭的協調性など、さまざまな部分を見極めるチャンスです。

中には同棲を単に「いつでもしたいときにセックスできる」としか思っていないクズ男も少なくないのが現実です。最初に、お金と家事分担の話し合いに応じないような彼氏との同棲は、あなたを不幸にするだけです。

あなたはパートナーであり、家政婦ではありません。くれぐれも都合の良い女にならないために、同棲前の相手の見極めはしっかり行いましょう。

同棲の生活費は「固定費」のシェアを中心に

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すでに一人暮らしをしているなら生活費の内訳がわかると思いますが、実家ぐらしを離れて、同棲をスタートする人もいるはずです。

同棲の生活費は、固定費と流動費を中心に考えて、

  • 自分のお金
  • 相手のお金
  • ふたりのお金

という3つの財布に分けて考えるのが基本です。

ざっくりではありますが、同棲にかかる固定費や流動費の内訳はこんな感じです。

ふたりでシェアすべき固定費

  • 食費
  • 家賃
  • 水道
  • ガス
  • 電気代等の光熱費
  • 住民税、市町村税等(新居を二人で借りて住む場合)

自分で払うべき固定費

  • 洋服類
  • 医療費
  • 交通費

シェアを考えておくと良い流動費

  • ふたりで使う自動車等の購入費と維持費
  • ふたりで行く旅行やスポーツ等の遊興費

自分で払うべき流動費

  • 個人的趣味や飲み会等の費用
  • エステ代や美容院代
  • メイク道具、シャンプーやトリートメント、入浴剤等
  • スマホ利用料

同棲は個人で消費するものに関しては自分のお金で払うのがマナーです。もちろん結婚を前提にしていて彼がすべて面倒を見てくれるという場合もあるようですが、「そのかわり家事はお願いね」ということが多いようです。

さぁ、これをどう考えるかはあなた次第ですが、お試し期間である同棲をトラブルなくクリアするための基本は、生活費と家事のシェアであることをお忘れなく。

同棲の家事量は意外と多い!生活費と同時に家事の分担も必須

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新しい部屋に引っ越して同棲を始めると、マンションや地区によって決まったゴミの出し方や、当番制のゴミ管理や雑事が回ってきて驚くこともあるはずです。そうでなくても共働きで、毎日の朝食や夕食の準備、場合によってはお弁当の準備、掃除、洗濯、アイロンがけなど、同棲でこなすべき家事はいきなり2倍になって大変です。

共働きでの生活費のシェアと家事のシェアは同棲においても基本中の基本です。「家事は女の仕事」などと言う昭和の化石みたいなことを言う男には要注意。今後、結婚して子供が生まれると、女性への家事の負担はもっと大きくなることも視野に入れておいてください。

最近はやっと男性にも育休制度が認められつつありますが、まだまだ難しい現状なのはご承知の通りです。愛するパートナーと仲良く暮らすためには、お互いに負担の少ない分担をじっくり話し合って決めておきましょう。

生活費と家事の分担がしやすい新感覚の同棲スタイル

最近ではシェアハウス感覚の同棲や、フランス式の事実婚を選ぶカップルも増えているようです。どこでどんなふうに同棲をスタートさせるかによって、生活費の配分も変わるもの。まずは、同棲タイプ別のメリットやデメリットについてざっくり押さえておきましょう。

①シェアハウス型の同棲

個々の部屋があり LDKを共用とするルームシェア型の同棲は、生活費のシェアや役割分担のしやすさ、プライベートと一緒に過ごす時間のメリハリがつくのがメリット。

一人暮らしより経済的で快適なので、5年、10年と同棲が続くケースも。結婚や子づくりを考えるならやめておいたほうが無難です。

②婚約期間限定型の同棲

お互いの両親に紹介した上で婚約者同士で入籍まで同棲生活を送るベーシックな同棲パターンです。入籍日はなるべく早く決定し、二人の生活費専用口座を作るのが最も良い方法。

同棲の前に婚姻届け提出日や、妊娠した際の生活費や家事分担のシェアなど、結婚後の事も踏まえてしっかり話し合っておく必要があります。

③フランス式事実婚型型の同棲

フランスのF1レーサーとして有名なジャン・アレジ氏とタレントの後藤久美子さんのように、フランスでは事実婚はとても多い形の同棲です。後藤久美子さんは子供が生まれても尚事実婚を続けていますが、実際は子供ができると入籍、結婚式を挙げるといったケースが増えているそうです。

生活費や家事分担などについては、ほぼ結婚と同じで、二人の生活費専用口座を作ったり、共有の財布を作り貯金する方法がベストです。結婚や子供のことも踏まえて、長期的な展望と話し合いが必要です。

④転がり婚式の同棲

恋愛の勢いで、どちらかがもともと一人暮らししていた部屋に転がり込むパターンの同棲です。恐らく事前に生活費や家事シェアの話し合いなどなく、気がついたら一緒に住んでいたという形が多いのではないでしょうか。一人暮らしの物件に2人で住むのは息苦しく、生活費のシェアも言い出しにくいため、相手を養うような形になり、当然関係性はすぐに破綻します。おまけに関係が破綻しても、転がり込んできた相手がすぐに出て行ってくれない等のトラブルも多く発生するためおすすめはできません。

このあたりのことを考えながら、自分たちに一番良い形の同棲を成功させてみてはいかがでしょうか。

同棲と生活費で失敗しない部屋の選び方

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同棲でシェアする出費の割合がいちばん多いのが「家賃」です。お互いに今まで全く違う環境で育ち、育ってきた二人が一緒に暮らすのですから、違うのは当たり前のことなのです。一人暮らしの快適さに慣れていると、共同生活に慣れるまでの2、3ヶ月は試練の時期。ただ会っていた頃と違って、二人で生活することのリアルさと向かい合うことになるのです。

共働きの2人が同棲をスタートさせるには、お互いに最低限のプライバシーが守られた2LDKがベストです。もしくは3DKもおすすめです。

こうしてお互い一人の部屋を確保しておくと、どちらかがインフルエンザになった時でも相手に影響を最低限に防げます。また、喧嘩した時に冷静になるために逃げる部屋だって必要です。一人で集中して済ませたい仕事や用事もあるでしょう。

特に個々の部屋が必要ないなら、一部屋をウォーク・イン・クローゼットとして使うこともできて便利です。

経済的にも◎お試し同棲ならマンスリーマンションという手もある

新居を借りて、新しく家具家電を揃えるのは経済的にも負担だし、まだまだお互い未知数な状態の同棲なら、意外と使えるのが家具や家電付のマンスリーマンションでの同棲です。

マンスリーマンションは一般的な賃貸マンションと比べて敷金や礼金がいらないことが多く、テレビや洗濯機、掃除機、冷蔵庫や電子レンジなど、生活に必要なものはほとんど揃っているため経済的にもかなりお得です。おまけに新規賃貸の時に保証人がいらないことも多いので、1年ほど限定のお試し同棲ならリーズナブルでおすすめです。

お互い最小限の荷物で暮らせるのも魅力。

うまく行きそうなら、腰を据えて新しい引っ越し先を一緒に探せば良いのです。

同棲と生活費 うまくいかなくなった時のことも考えておくと安心

一緒に暮らし始めると相手の見えなかった部分らも見えてきて、ストレスが溜まったり喧嘩になったり同棲もなかなか大変です。

万が一、二人の関係が破綻した時には自分の負担で引っ越しをするしかありません。住む場所によって違いはありますが、引っ越しには最低20〜30万の費用を見ておくと良いでしょう。

経済的には大きな打撃ですが、自分の生活費の中から少しづつでも緊急費を積み立てておくと、いざというとき精神的なダメージを回避できるはず。新居がすぐに見つからなければ、マンスリーマンションや実家に引っ越す、友達の家に避難するなど手を尽くしましょう。

もちろんこのような事態はないに越したことはありませんが、同棲中は荷物を増やさず、シンプルでミニマムに暮らすことも大切ですよ。

素敵な同棲生活の計画を立てましょう♪

大好きな彼との同棲生活のスタート。楽しいことや嬉しいこともたくさんありますが、長く仲良く一緒に暮らすためにも、生活費や家事のシェアは必須項目です。記事を参考にしながら、素敵な同棲生活の計画を立ててみてくださいね。

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