結婚は人生の墓場という言葉を聞いたことがありますか?男性に使っている人が多く、女性も愚痴を吐いている男性の姿を見たことがあるでしょう。しかし、それは男性だけではなく女性にも言えることです。どのような場合に結婚が人生の墓場になってしまうのか、結婚する前に知っておくべきことを見ていきましょう。
結婚が人生の墓場といわれる所以
「幸せな結婚をしたい」と望む人が多い中、結婚は人生の墓場と考える人がいます。結婚することで、お金や時間の自由がなくなり、異性とも気軽に遊びに行けなくなるためです。
帰る時間を気にしたり、使えるお金を気にしたりする既婚者を見て、結婚は人生の墓場に入ったも同然と考える人が増えたのです。結婚は人生の墓場と考えるのは、周りの結婚している友人が幸せそうに見えないのも原因でしょう。
付き合っているだけならば、不自由さを感じたり、幸せを感じない状況だったりすれば別れれば済みます。しかし、結婚すれば簡単には別れられません。そのことから、結婚すれば逃れられない人生の墓場だと言われるのでしょう。
結婚が人生の墓場なのは男性だけではない?
昔は結婚が人生の墓場というのは、男性側の意見でした。しかし、最近では女性の方が結婚は人生の墓場だと感じる人が増えています。
家事や身の回りのことは全て妻が行い、夫は仕事だけで家事も育児も協力しない、結婚した当初は良かったけれどイライラすることが増えていく…。
最近は結婚して専業主婦になる女性も減っており、子供を持っても働きたい女性が増えています。しかし、子供ができれば育児と同時進行しなければならず、独身の時のように自分のペースで働けません。
男性よりも不自由さや我慢することが多いため、女性も結婚は人生の墓場と感じている人が多いのです。
女性にとって結婚が人生の墓場となるケース
男性だけではなく、女性も結婚が人生の墓場になるという意見がたくさんあります。実際、結婚は人生の墓場だと感じている女性は、どのような時に感じるのでしょうか?女性にとって結婚が人生も墓場となるケースを見ていきましょう。
想像していた結婚生活と違う
結婚してからがっかりしたり、違和感を抱いたりする女性がたくさんいます。女性はきらびやかな結婚生活を夢見ている人も多いので、現実との違いに落胆する可能性があります。
結婚できて幸せと思っていたのに、結婚した途端に旦那と同居するのが苦痛に感じたり、旦那と一緒にいる時間がしんどくなったりする人もいるでしょう。
他にも大好きな人と一緒に過ごせると思って結婚したにも関わらず、休みが合わなかったり、すれ違い続けたりして結婚している意味がないと感じる時もあります。
付き合っている時は少しの時間会えるだけでも良くても、一緒に住んでいると会えない時間が多いとストレスが溜まってしまいますよね。理想と現実のギャップが大きいと、幸せよりもストレスが大きくなり、結婚は墓場だと感じるようになるのです。
夫が女性として見てくれない
結婚してしまうと、恋人から家族になります。ドキドキ感がなくなっていき、隣にいるのが当たり前になってくるでしょう。人によっては、家族となったことでイチャイチャする機会がなくなり、スキンシップがどんどんなくなっていく場合もあります。
女性としては、大好きな人に女として見てもらえないのは悲しいですよね。家族として違う形で大切な存在ではいられても、恋人時代のようなイチャイチャがなくなるのは悲しいものです。
男性は家族になると、安心や安らぎを求めるようになってしまうのは仕方ないかもしれません。しかし、女性は男性よりもいつまでも恋をしていたいと思うものです。夫が女性として見てくれなくなれば、他の男性との恋を夢見るようになるでしょう。
中にはそれがきっかけで不倫をする人もいますが、バレた時のリスクを考えたり、夫のことを愛おしいと思っていたりすると行動には移せません。そうなると、モヤモヤとした気持ちを抱えたまま過ごすことになるでしょう。
自由な時間やお金がなくなった
人生の墓場と言う男性の意見でも多かったのが、時間やお金の自由がなくなることです。結婚すれば自分一人の自由時間がなくなり、家族に時間がとられてしまいます。
これは男性だけではなく女性も同じです。仕事をして家事を済ませて、自分一人で自由になる時間がほとんどありません。気軽に友達とも会えなくなってしまい、夫婦で過ごす時間が当たり前になるでしょう。
働いたお金で好きなものを自由に買うことができないので、独身時代自分の好きな服などを頻繁に買っていた人からすれば、ストレスが溜まってしまいます。おしゃれをしたいのに、気軽におしゃれができない、夫に気を遣わなくてはならないのがまたストレスになってしまうでしょう。
男女共に結婚が人生の墓場だと感じるのは、自由な時間やお金が使えないと感じた時です。やはり、今まで一人で好きに使えていたのが、二人で使わないといけなくなればストレスを感じるのは仕方ないかもしれません。
子育てを一人で頑張っている
女性が一番結婚して後悔するのは、子育てをするようになってからでしょう。協力的な旦那さんであればいいですが、男性の中には子育てを全て女性に任せる人もいます。
家事に育児、仕事も頑張るとなれば、女性の負担は果てしないものです。それに対して旦那が何もありがたみを感じていなければ、シングルマザーと変わらないですよね。
それでも、シングルマザーになってしまうと経済面での負担が大きく、不安を感じるでしょう。簡単に離婚するわけにはいかず、一人で頑張り続けないといけない現実に嫌気がさしてしまうのです。
口だけで夫が何もしない
結婚している人の中には、夫は何もせずに全て妻に任せっきりの人がたくさんいます、子供のことや家のことなど、口出しするだけで実際に何も動こうとしない人もたくさんいるのです。
文句を言うだけで動かない夫と一緒にいれば、どんどんストレスが溜まっていくでしょう。何もしないだけでも負担が大きいのに、口出ししてくるとなれば更にイライラが募っていきます。
夫がモラハラだった
結婚した途端にモラハラになってしまったというケースもあります。女性が結婚は墓場だと感じるのに多いのは、DVやモラハラです。結婚する前までは優しかった人が、結婚した途端に言葉の暴力を浴びせるようになるのはよくあることです。
こういう男性は実は普段から暴力的な言動をしている一面があるものの、付き合っている時には良いところを見せようとして、隠しています。結婚した途端に本性がわかってからでは遅く、モラハラに耐えるべきか、離婚するべきか思い悩む女性は多いでしょう。
もっといい人がいたと思う
結婚する前は、この人以外ありえないと思っていても、いざ結婚すると「もっと他にいい人がいたのではないか?」と考えるようになります。
付き合っている時は、もっと違う人を見たい、他の人とも付き合ってみたいと思えば別れれば済みます。しかし、結婚すれば自由はなくなってしまいます。不自由さを感じた途端に、本当にこの選択でいいのか?と悩むのはよくあるでしょう。
結婚が人生の墓場にならないように現実を知ろう!
結婚が人生の墓場と感じるのは、理想と現実のギャップに打ちのめされる場合が多いです。相手のことをわかっていなかったり、結婚してからの話し合いができていなかったりすると、結婚が人生の墓場になってしまいます。
結婚が人生の墓場にならないためにも、結婚後について現実的に考えておくようにしましょう。家事の分担や育児については、結婚前から話し合っておくのが大切です。納得した上で結婚すれば、結婚が人生の墓場と感じることはなくなりますよ。