身に覚えあるかも…貢ぎ体質の女性の心理とは

好きな男性についお金を渡してしまう。プレゼントをあげるのも大好き。そんな「貢ぎ体質」の女性っていますよね。身に覚えがある方も多いと思います。さてどのような心理から、彼に貢いでしまうのでしょうか。

貢ぎ体質って?

ろくに見返りがないのに好きな人にプレゼントやお金を渡してしまう人って、男性でも女性でもいますよね。バブル時代には「ミツグくん」という流行語もありました。高価なプレゼントを女性に渡すが恋人にはなれない男性を「ミツグくん」と呼んだのです。

さて好きな男性に貢ぐ女性も、たくさんいます。貢ぐ対象はアイドルなときもあれば、交際中の男性や、ホストクラブの男性であったりもします。この記事では「交際中の男性」に貢いでしまう女性の心理に、スポットを当てていきます。

貢ぎ体質の女性の心理

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プレゼントをあげたり、ときには食事の支払いをしたり……それくらいであれば、恋人同士として特に問題ないと思います。しかしそれ以上となれば、いったんストップしたほうがいいでしょう。

たとえば家賃や学費といった月々の支払い、高価なプレゼントともなれば、危険なゾーンに入っています。ちょっと冷静になったほうがいいです。どのような心理から貢いでしまうか、考えてみましょう。

貢ぎ体質の心理①とにかく自信がない

まず第一に貢ぎ体質の女性は、自分に自信を持っていません。会話や遊びだけでは、自分が誰かを満足させられると思えないのです。たぶん恋人だけでなく、女友達や後輩にも「貢ぎたい」と、少なからず思っています。

お金を出して喜んでくれる相手がいれば、ついポンとお金を出してしまうのです。「今日は私が出すよ」と笑って、誰かを幸せにしたいのです。

そして恋愛中なら「自分がどれくらい愛されているか」という不安を埋めるように、お金を使っていきます。お金やプレゼントを用意して相手に必要だと思われたい。そんな心理が働いているのです。

好きな相手の喜ぶ顔が見たい。それは当然の心理です。しかしこの関係だけでは長続きしません。金の切れ目が縁の切れ目になってしまうのです。芥川龍之介の『杜子春』でもあったように、お金がなくなったとたんに人が去っていきます。

それに「お金を出されて当然」と思っている相手との付き合いは、考え直したほうがいいですね。相手の収入や状況に合わせた付き合い方は、人間関係において大切です。

貢ぎ体質の心理②優越感を感じている

貢ぎ体質の女性は、誰かにいい顔をしたいという心理が働いています。この心理は、貢ぎ体質の男性にもよく見られます。お金を出すことで相手より優位に立ちたいのです。極端に言えば、自分が稼いでいることを見せつけたい!という、心理が働いています。

先に述べたように、貢ぎ体質の方は自分に自信がありません。自信がないから劣等感も強く、お金を渡す優越感につい溺れてしまうのです。お金を渡したり、高価なプレゼントを与えることで、気持ちよくなってしまうのです。相手に尽くしているようで、どこか相手を見下しています。

そして貢ぎ体質の方は、もともと浪費癖があることが多いです。ストレス発散にたくさん買い物をしてしまうのです。うっかりキャパシティーを越えてしまうので、注意が必要です。

お金やプレゼントを渡されて、ちっとも嬉しくない人はいません。利用しようという心理であれば、笑顔で受け取るでしょう。お金や物を渡せている間は、ふたりは幸せかもしれませんが、心でもつながらないとやがて終わりが来ます。

自分に自信がある人は、やたら人にプレゼントをあげたりお金をあげたりしません。なぜなら必要以上にあげなくても、良い関係が築けると、知っているからです。

貢ぎ体質の心理③誰かに必要とされたい(依存体質の場合)

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貢ぎ体質の人は、誰かに依存する体質でもあります。自信が持てなくて孤独感が強いので、彼への依存心も高くなってしまうのです。貢ぎ体質の女性は、誰かのためになりたくて仕方がないという心理が働いています。

恋愛中は誰もが不安になります。恋をすると気分を高揚させるホルモンであるドーパミンが、たくさん脳から分泌されて、強い緊張状態になるからです。つまり喜びを感じると同時に、ストレスも感じやすくなるのです。ですから恋人ができると不安のあまり、依存してしまいます。

彼に捨てられたら自分の存在意義がなくなる……とそこまで思いつめてしまうので、嫌われたくない心理が働いて、貢ぎ体質になってしまうんですね。どこかで「このままじゃいけない」と思っていても、恋人を失うほうが嫌なので、貢いでしまうようです。

お金を自分のために使うだけでなく、好きな人にも使って、自分が必要とされたいのです。「学生で稼ぎがない」「高い服を持っていない」と聞けば、ついなんとかしてあげたくなるのです。一種の保護欲から、貢ぎ体質になってしまうんです。

しかし、お金は無限に沸いてくるものではありません。貢ぎ体質に悩むのなら、友達や家族に相談してはいかがでしょうか。彼以外にもあなたを必要としている人はいますから、その人たちの言葉に耳を傾けてみることです。

貢ぎ体質の心理③誰かに必要とされたい(献身的な場合)

貢ぎ体質な女性は、献身的な女性が多いです。母性が強いあまり、彼がダメな相手であるほど、自分の手で守ってあげたくなるようです。こういった女性は世話焼きで、金銭以外にも身の回りの世話を頼まれれば、ポイポイやってしまいます。

そして彼に集中している間は、彼しか見えなくなります。「彼の為にならないよ」「たまには彼抜きで遊びに行こう」とアドバイスをされても、どこ吹く風といった調子で、聞き流しています。

貢ぎ体質の女性が楽しい恋愛をするために

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余計なお世話かもしれませんが、貢ぎ体質の人は気をつけたほうがいいです。お金がある間はまだ幸せですが、手取りが少なくなると大変だからです。貯金や借金に手をつけてしまうかもしれません。

貢ぐ相手が将来に化けてくれればいいのですが、何年間も交際しても、あまり稼がないままかもしれません。結局は別れてしまいます。結婚相手としては見限ったのだから、悪いばかりではないのですが……。

貢がなくても良好な関係が築けるよう、変わっていかなければなりません。好意につけ込んでお金や時間を摂取するような人間とは、まともな関係は望めないのです。相手に甘えられて、気づいたときにはお金も相手もいないなんて、寂しいですよね。

ホストクラブにハマる女性も、貢ぎ体質といえます。指名するホストに夢中になるあまり、一晩で何百万も使うケースもあるようです。遊びと割り切っているのなら問題ないのですが、孤独を埋めるためにやっているのなら、いつかぽっかりと心に穴が空いてしまいます。

貢ぐことは気持ちがいいものです。相手が愛する男性ともなれば、つい見境がなくなりがち。しかしお金では人の心は買えません。見返りを求めるなら、貢がないほうがいいです。

そしてただ与え続けることは、人間をダメにしてしまうのです。貢いでしまったから、彼が「貢がれ体質」になった部分もあるのです。どうか勇気を持って、お金や物を抜きにしても、相手と向き合えるようになりましょう。

貢ぎ体質の方は「どうせ自分なんて」と思わずに、自分の魅力を再発見してください。まずは自分を友達や大事な人だと思って、行動してはいかがでしょうか。自分のためにお金を使うことや貯金をすることが、楽しくなっていくはずです。

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