昼間は真面目な会社員、そして夜はちょっと通なセックスが好みの「性癖さん」。軽いものからちょっと変態的なものまで、パートナーにはなかなか言い出せず苦労する人もいるのでは。また、ちょっとディープな女性の性癖さんがハッピーになれる方法をご紹介します。
付き合っている彼にも言えない!ちょっと個性的な性癖がある女性の悩み
人間誰しも癖のひとつやふたつはあるものです。昼の顔と夜の顔を使い分けている人だって、今どき珍しくはありません。
しかし、自分の性癖だけは、誰もが心の中に隠して鍵をかけているのではないでしょうか。中には付き合っている男性に言い出せなくて苦しんでいる女性や、性癖を秘密にしたまま結婚し封印したという女性もいます。
セックスの癖や嗜好は、相手に嫌われるかもしれない、引かれるかもしれないと思うとなかなか言い出せるものではありませんよね。
自分の性癖を受け入れてもらうためのヒントを一緒に考えていきましょう。
誰にも言えない女性の性癖の悩みとは?
自分の性癖やセックスの嗜好の話題は悩んでいても、友達や家族に打ち明けられないものです。女性の「性癖さん」がどんな風に、どんな性癖で悩んでいるのか少しご紹介しましょう。
体験談
「もともと、コスプレが好きなんです。セックスもコスプレが必要だし、役になりきってしたいという思いが強いんです。男性にはラブトイを使って延々といじめられたい。でも、こんな嗜好は引かれたら嫌だし、ずっと心に留めたままですね」(24歳・派遣)
「多分、自分は普通じゃないところで感じるタイプなんだろうなと思います。セックスの最中に、思いっきり首や肩に噛みつかれたり、彼の勃起したモノでほっぺをペシペシされたい。特に、セックスは挿入して動かずじっとしていてほしいんです。私の中で彼の膨らみを感じるのがエクスタシーなんですよ。男性は動きたがるし、そうすると何だもう終わりかとがっかりします。イくのはバイブで十分だけど、やはり生身の男性と付き合いたい」(26歳・デザイナー)
「 私は、レズビアンというとちょっと違うけど、おなべなんです。出で立ちも男っぽいし、パートナーも女性でないとダメ。でも、そのことが周囲に知られるのは負担でもあり微妙です」(30歳・不動産)
「ワキガ系の男性の匂いがとにかく好き。無臭の男性にはまったくそそられないんです。たまたま乗ったタクシーの運転手がワキガだと、後ろでとろーんとしますよ。インド料理店の店員さんの体臭もいい。今まで付き合った彼にすごい匂いのキツイ人がいて、セックスのあと自分の手から、しばらく彼の体臭が消えなくて最高にエロかった」(29歳・専門職)
女性の人に言えない性癖は元彼が原因のことも?
「私はSMのM役が好きなんです。昔の彼に調教されて以来、ずっとそういうセックスが好みなんです。でも、彼と別れてから次の相手が見つかりません。一度性癖を手放して普通の男性と付き合っても、ものたりなくて関係性がダメになってしまう。いっそSMクラブでバイトしようかと考えましたが、どこで職場につながるかわからないし、そんな勇気はなくてつらいです」(34歳・会社員)
「元彼の性癖は言葉攻め。これが私にはすごく良くて、言葉責めのないセックスは信じられないほど味気ないんです。でも、上手に言葉責めしてくれる男性は少ないんですよね。だからそういう場面のあるAVを観たりアダルトノベルズを読んだりして発散しています。男性には命令されたり、エッチなことをいっぱい言われたい、それが私にとっての愛情なんですよ」(28歳・ディーラー)
女性の「性癖さん」は男性とちょっと違って悩みが結構深いのかもしれません。女性だからこそ、自分の性癖のことを相手に言い出せない気持ちは痛いほどわかります。
しかし、心と体はいつまでたっても報われない。ストレスもたまってしまうのではないでしょうか。
人に言えない性癖さんのお相手探しは結構大変
パートナーに自分の性癖をカミングアウトできる?と聞かれて、むしろイエスと胸を張って言える女性はきっとかなり少ないのではないでしょうか。
人に言えない「性癖さん」の相手探しはかなり大変かもしれません。自分の性癖が原因で、なかなかぴったりの彼氏が見つからないと嘆く女性は少なくありません。
それでも運良く、性癖がぴったり合う理想の恋人をみつけて結婚した方も、もちろんいます。自分を解放して人生をハッピーにするために、性癖さんはどうやって理想の男性をみつければよいのでしょうか。
①カミングアウトする
軽い性癖であれば、セックスの最中にそっと取り入れてお互いに盛り上がることができるかもしれませんが、ハードな性癖さんはなかなか言い出せないことも多いでしょう。
しかし、性癖は誰にでもあるものだと考えて、あまり重く受け止めすぎないことですよ。
体験談
「ガチなSMが好きだけど、最初はかわいく「縛って♡」とお願いするところから。これなら普通にノーマルな男性も興奮して盛り上がりますよ。あとは自分の世界にちょっとずつ引き摺り込んでいく感じで」(26歳・メーカー)
「結局のところ、自分の性癖を打ち明けられる人としかうまくいかないですよ。打ち明けられずに苦しい思いをするなら、打ち明けて、受け止めてもらう方がどんなに幸せかわかりません。受け止めてもらえないなら、次に行けばいいだけ。傷ついてたら前に進めない」(35歳・編集者)
②付き合う前にそれとなく性癖を匂わせる
セックスの最中にいきなり性癖を暴露すると、ノーマルな男性だと驚かせてしまうことも。少々リスクが高いハードな性癖さんの場合は、お付き合いする前に自分の性癖を匂わせておくといいのかもしれません。
例えばお酒の席なら、お酒に酔ったふりをしてエッチな話に話題を振ることができるでしょう。
体験談
「セックスの前に遠回しに匂わせてみる。相手の反応が薄かったら合わないと思って諦めた方がいいかもしれない。もし相手が反応したら、様子を見ながら徐々に自分を出していくとうまくいくと思う」(28歳・サービス業)
「お酒が入る席の方がセックスがらみの性癖の話しはしやすいです。私と彼は新宿2丁目のバーで知り合って「君の趣味、ひょっとして僕と気が合うかも」って言われて意気投合したのがきっかけでした。お互いにとても相性が良くて今は幸せです。こういうこともあるので勇気を出して」(33歳・会社員)
③SNSで同じ性癖さんとつながる
性癖は多かれ少なかれ、人間なら誰も抱えているものです。Twitter、Instagramなど、自分と同じ趣味や性癖の人の意見や考え方に共感したり、ヒントや情報を得るのもいいでしょう。
誰にも言えない性癖も、あなた一人が悩んでいるわけじゃないとがわかるので、心が軽くなるかもしれません。
体験談
「自分と同じ性癖を持っている恋人と出会う確率なんて低すぎますよね。自分の性癖を満足させようと思ったら専門のSNSで探すか、プロに頼むしかないかも。そこまでハードじゃない性癖なら、なんとか自分自身と折り合いをつけていくのがいいのかも」(32歳・住宅)
誰にも言えない性癖だって、あなたの個性
自分にとって、性癖にこだわり続けることが果たして幸せなことかどうか、考える必要もあるかもしれません。性癖は誰にもあるものです。
しかし性癖だけが恋愛のすべてではないと視点を変えて性癖を手放し、幸せな結婚を選んだ女性も少なくありません。性癖さんは立派な個性です。ですから、誰にも受け入れてもらえないからといって、無理やり性癖を封印しようなどと考えるのも無理があるのではないでしょうか。
何事もそのまま、ありのままの自分を愛することこそ、性癖さんが幸せになるいちばんの近道かもしれません。
自分の性癖とうまく付き合おう
受け入れてもらいにくいハードな性癖さんは、ストレスの解消も必要だったりするでしょう。実際にセックスができなくても、人に言えない性癖やセックスの嗜好を電話で相談したり、話し相手になって欲求を解消してくれるサービスも多いので探してみてはいかがでしょうか。
例えば言葉責めや、役になりきって会話したいなど欲求を叶えてもらえるかもしれません。中にはテレクラのバイトが良かったという人も。
自分の性癖とうまく付き合っていきましょう。
「仕事の終わりに、満たされない心を満たすために始めたテレクラのバイト。実際に会うことはないサクラのバイトなんですよ。でも、自分のSMな性癖を全開で話せて、すごく満足でした。エロ回線だと時給も高くて、ストレス発散でいいお小遣いになりましたよ」(26歳・派遣社員)
言えない性癖への執着を手放そう
誰にも言えない性癖を捨て、幸せな結婚をした人も少なくありません。どんな人も、自分にとって何が正解かなんてわからないものです。
どうせ付き合うならセックスの趣味が合う方がいいと思うかもしれませんが、執着しすぎないで。大切なパートナーとの出会いのチャンスを見逃してしまうかもしれません。
「私はもともとレズビアン嗜好ですが、自分の性癖に執着しすぎていました。確かに付き合うなら趣味が合う方がいいと思っていましたが、人生を一変させるような人が目の前に現れることもあるんだと知りました。本気で男性と恋愛し、相手のことを大事にしたいという気持ちが勝ちました。結婚して、子供もできて、今は普通に幸せです」(30歳・主婦)
性癖さんは個性。言えない自分に執着しすぎず、あなた自身を愛してあげて。
人に言いにくい女性の性癖さんの悩みは重いもの、軽いものいろいろあるものですね。
ですが、性癖だって立派な個性ですから、悩みすぎず、執着しすぎないのがいちばんです。何かとストレスフルなこともあるかもしれませんが、まずは自分自身を受け入れ、愛してあげてくださいね。
執着から自由になって、どうか幸せになってください。いつかあなたにぴったりの素敵なパートナーが見つかりますように。