家事や仕事、育児に振り回され、お疲れで色気どころじゃないあなた。だけど、ふと同じ女性なのにちょっと寂しいなと思ったことはありませんか。主婦だって色気は失いたくないもの。日常に色気と潤いを取り戻す秘策をご紹介します。
多忙な主婦にとって家庭を優先するあまり見過ごしがちな「色気」
毎日パートや仕事をこなしながら家事をこなす方もいれば、妊娠、育児に追われながら毎日息つく暇もなく家事をこなす方もいる、ある統計によると年中無休の「主婦業」は、時給換算すると882円に対価する仕事だとか。ざっと自分が家事に追われている時間を計算すると、安い時給だとしても、毎月かなりの額になりますよね。
忙しさからふと解放されて、自分だけの時間を過ごすとき。主婦って、いろんなことを考えてしまうもの。
「夫は『おまえは暇でいいなぁ』と嫌味を言うけど、2人の幼児の子育てと犬の世話をしつつ、かつ献立考えて買い物して料理して、掃除・洗濯、炊事して家の中を小ぎれいに保つためにどんだけ苦労してるんだろうと叫びたい!自分の時間なんかほとんどない!」(38歳・主婦)
「子供が手を離れてやっと自分に向き合う時間ができたのに、鏡の中にいるのはボッサボサの疲れ切ったオバさん。家事や育児にずっと追われてて色気どころじゃなかったなって愕然。夫とは長い間セックスレスだなぁとか。色気はどこから出てくるんだっけ?なんて鏡を見ながらつぶやいてしまった。同い年でも色気があってツヤツヤしてる女性もいる。同じ女性なのにちょっと寂しい」(35歳・主婦)
今回は、多忙な主婦にとって家庭を優先するあまり見過ごしがちな「色気」について徹底考察してみます。
主婦が「色気」から遠ざかる理由とは?
年齢を重ねても、どこかしっとりした色気がある女性って素敵ですよね。しかし、恐ろしいことに、主婦の忙しい日常で不足していくのが、その「色気」。大事な色気が消耗され、枯渇していく原因はどこにあるのでしょう。
主婦が「色気」から遠ざかる原因①夫の「お母さん」呼び
圧倒的に多いのは、夫から「お母さん」とか「ママ」と呼ばれるようになってから「色気」から遠ざかってしまったという声です。確かに、最初は名前呼びだったのに子供ができた途端に夫の呼び方が変わった人は少なくないはず。
「家事と子育てに追われて、ワサワサ、ガサガサした毎日でぐったりしてる。たまに、夫と恋愛当時のワクワク、ドキドキしてた頃が懐かしくなる。昔は「きれいだよ」って甘い言葉を囁いてくれてたのに、今ではその夫が私を「お母さん」と呼ぶ。あなたのお母さんじゃない!と何度言っても無駄」(29歳・主婦)
「考えてみれば子供が生まれて以来、私のことを「ママ」呼びしてる。ちなみに夫は義母にも「ママ」という。まぁ、それと共にうんざりしちゃって当然セックスレスですよ」(31歳・主婦)
主婦が「色気」から遠ざかる原因②色気のデメリットを知っている
色気も間違えると夫以外の男性を惹きつける原因に。モテるのはいいけれど、ご近所の嫉妬や噂が気になったり、気まずくなるなどのデメリットも。人のふり見て「主婦に色気って必要ないな」と思うことも多いようです。
「露出度の多い服を着ることで有名なPTAのTさん。媚びる、甘える、昼間からお色気全開で目立つ方でした。それがある日、昼間に旦那さんじゃない男性と近所のラブホから出てきたところを誰かに目撃されて、一大スキャンダルになっていましたね。色気ってやっぱそっち方向から出てくるのかと思ったのと、主婦の色気に対する周囲の目って厳しいなと感じましたよ。くわばらくわばら」(32歳・主婦)
主婦が「色気」から遠ざかる原因③色気を出す機会がない
「主婦が日常生活で色気を意識したり、必要とすることなんてほとんどない。外では仕事、家では家事。旦那とデートするわけでもないし。私が色気を出すとしたら、それは旦那以外の誰かに恋をしたときなんじゃないかと思う」(36歳・主婦)
「色気はあればいいなと思いますが、とてもそんな余裕はないのが実情です。色気より家族を左支えることや家庭生活の維持が優先事項です」(29歳・主婦)
確かに、子供だけでなく夫まで「お母さん」「ママ」と呼び始めると、女としてより、家庭第一の自分にならざるを得ません。家庭生活をがんばっている主婦ほど「色気なんていらないわ」「色気なんてとんでもない」と思うかもしれませんが、ちょっとした気分転換で心の潤いを保てるかも。
周囲が「主婦の色気」を感じるのはどんな時?
「主婦の色気」について考えてみるとき、主婦の視界をぐんと広げてくれる周囲の意見を聞くと、意外なヒントが見つかるしれません。仕事の同僚や旦那さん、あるいはあなたの周囲の人たちは、どんな時に「主婦の色気」を感じるのでしょう?
「宴会の時、鍋なんかのときは女性が取り分けてくれることってあるでしょう。あのとき、その手つきやとりわけ方が主婦は自然で、ソツがない。差し出すときにも片手をそっと添えてくれたり、「彼女は家でもこうしてるんだろうな」ってちょっと私生活を想像してしまう。良い意味での色気を感じますね」(36歳・男性・ファイナンシャル)
「言葉のイメージもあるんだと思う。「主婦」はお得情報とかパート広告、チラシなんかで使い倒されてるイメージ。でも「人妻」という表現になるとあっという間にエロいイメージになる。自己紹介のとき、自分のことを「主婦」と名乗る女性と、狙ってるのかもしれないけど「人妻です」という女性がいたら、後者は男にとって絶大な魅力があるよね」(34歳・男性・プランナー)
「これは男の完全な妄想だけど、ひょっとして強引に口説けば受け入れてくれるんじゃないかというガードの緩さも男にとっての「色気」なんですよね。タレントで言えば、壇蜜や橋本マナミ、高岡早紀なんかが持つ雰囲気」(27歳・男性・不動産)
「色気とエロさは男にとって紙一重ですよ。宅配便のバイトをしていた時、「うわっエロい」という雰囲気の奥さんは本当にいましたよ。露出が多い服で絶妙な隙を見せてくるというか、こっちがドギマギするような雰囲気。若かったからからかわれていたのかもしれませんね。当時はあまり深く考えないことにしていました」(36歳・男性・会社員)
「優しい目線とか、笑顔から伝わる可愛らしい色気ってありますよね。旦那さんと仲がいい女性ってそうなんです。多分、いいHしてるんだろうなって気がします。仕草や声、言葉遣いからも自然な色気は出るものですよ」(27歳・女性・メーカー)
いかがでしょう。男性の目と女性の目から「主婦の色気」を語った時に、これだけの違いがあることがわかっていただけたかと思います。さて、主婦であるあなたが身に付けたい色気は、どんな種類の色気でしょうか。
たまには夫をハッとさせたい!主婦が身につけるべき3つの色気
単に「色気」といっても、健康的なものからそうじゃない感じのものまで、いくつか種類があるものですよね。主婦が身に付けたい「色気」とは、ざっくり言ってこの3つに当てはまるのではないでしょうか。
①ナチュラルで健康的な色気
肌や髪のツヤツヤ感やハリ感、優しい笑顔や仕草から滲み出す健康的な女性の色気
②雰囲気的な色気
さまざまな経験をして自信に変えた人が持つ人間的な色気。知的で品のある色気。
③セクシャルな色気
胸やヒップなどボディをアピール。お風呂やベッドを想像させる、男性をそそるための色気。
それではさっそくこれらを身につける方法を詳しく見ていきましょう。
ナチュラルで健康的な色気はイメージチェンジから
ナチュラルで健康的な色気は、年齢に左右されることなく女性を明るく若々しく見せるものです。特にオシャレでモデルのようなスタイルである必要もなく、女性らしさを引き出すイメージチェンジをする勇気を出してみることがポイントです。
「ロングヘアなら、おしゃれなショートカットにしてみたり、髪のカラーを変えたり。逆に、ショートだけどエクステンションでロングにするという方法も。腕の良い美容師さんは髪型や髪色で、その人の個性や色気をうまく引き出してくれますよ」(34歳・美容師)
「体の厚みや丸み、典型的な主婦体型になっていたら、女を降りようとしてる自分にムチ打って即ダイエットをスタートする。野菜中心の食事で、運動フェチに変身すれば3ヶ月程度で結果が出ます。スリムになると健康にも良いし、何より自分のカラダに自信がつく。途端に旦那が優しくなるから面白い」(36歳・主婦)
「カラー診断をしてもらい、自分の肌の色がきれいに見える色の服を選ぶようになりました。春夏は特に薄着で女らしい色気の演出がしやすい時期。ふんわりしたシフォンのスカートやワンピースで、さりげない色気を演出」(26歳・主婦)
「肌の手入れ。特に人に見られやすい指先や手は荒れたりしないよう、念入りに手入れをします。爪みがきの時間はリラックスタイム。お風呂上がりにまったりと磨くひととき、ちょっと色っぽいかも」(30歳・主婦)
雰囲気的な色気はゆっくりとした動きから
効率的に家事をこなすために生活リズムがあれもこれもと忙しいのが主婦。話したり食べたりするリズムも早いし、効率重視で迷わずパパッと決めてしまうもの。しかし、この早いリズムこそ色気を消す原因に。意識的にゆっくりと丁寧に動くことを意識すると色気が出てくるようですよ。
「日常の動きを意識的にゆっくりするだけで、ドタバタしていた雰囲気に少しづつ潤いが戻ってきた感じ。最初はこれがなかなかうまくいかないので、「ひとつひとつの動作を丁寧に」と心がけていました。色気があると思う芸能人をお手本にして、その人になりきってみるとわかります。私のお手本は壇蜜でした」(30歳・主婦)
「声と話すペースをスローダウンさせる。大きな声で喋るのもNG。控えめに落ち着いたトーンでゆっくりと喋る癖をつけてみる。視線の向け方も、一度ちょっと伏せ目がちに泳がせてから目的の場所にスッと移す流し目方式で。これは大人の色気、ニュアンスを出す秘訣」(41歳・女性・ホテル勤務)
「ラフでもいつも身綺麗している人はきちんとした色気がありますね。その人の香りって気になります。いつもの香水を変えてみると『あれ?何かあった?』と旦那さんにも気づいてもらえるかも」(26歳・編集者)
「子供のことを大声で怒ったり叱ったりしちゃうんですけど、まだ若いのに、こんな調子では一生色気なんて出てこないと悟って改めました。口調や動きをしとやかに。これを心がけることで、心に潤いが戻ってきた感じです」(34歳・主婦)
「特別な日、記念日を大切にすることも必要ですよね。たまには旦那さんとワンランク上のデートを楽しんでみるのも大切。ホテルのバーでデートしてみるとか、夜景の見えるホテルに泊まるとか。非日常をしっとりと楽しむのも夫婦間の色気を保つ秘訣です」(31歳・主婦)
セクシャルな色気は膣トレから
女であることを最も意識できるセクシャルな色気。男性をそそる色気を身につけるにはどんな方法があるのでしょう。
「フェロモンたっぷりの色気を出す方法って難しいけど、たまに妄想は必要じゃないかな。例えば宅急便さんがイケメンだったらドキっとするでしょう。夫以外の男性と、もしHな空気になったら?って妄想する時間を楽しむ。多分、そういう時の女性ってエロチックな色気が上がってるはず」(30歳・主婦)
「シャワーあがりのほてった顔。バスタオルだけ巻いている姿、主婦のセクシャルな色気って、少し持て余した感じからにじみ出る。旦那にわざと見つかるように洗面のドアを少し開けておく」(36歳・主婦)
「メイクを変える。ほんのり上気したイメージのゆるみメイク、血色良く見えるチークを入れてみる。最近急にきれいになって、誰かとつきあっているのかもと思わせたら成功。想像させ嫉妬を煽る計算づくの色気かな」(29歳・サービス業)
「膣トレしています。アソコの締まりが良くなるし、尿もれなんかも防ぎますよ。セックスはできるだけ続けるといいけど、セックスレスな主婦なら、ラブグッズを使うのもいい。十分満たされていると、色気は滲み出すもの。誰にも迷惑かけないんだからこっそり励みましょ」(25歳 カスタマー)
ほのかな色気を身につけて、潤い主婦をめざしてみて!
魅力的でフェロモンたっぷりの女性はいつまでも若々しいもの。家事や育児にお疲れの主婦も、色気を身につける時間は「大人の女性」を満喫するひとときです。心地よい色気で潤い溢れる素敵な主婦に変身してみてはいかがでしょう。