W不倫は、自分の夫婦関係や家族を壊すことはなく、不倫相手とはあくまでも恋愛関係を楽しむことが一般的だといえます。しかし、W不倫をしている人のなかには、2人とも離婚をして不倫相手と再婚し、新しい家庭を作りたいと思っている人もいるでしょう。そこで、W不倫を終わらせるために離婚したうえで再婚し、結ばれる方法はあるのか、離婚をすることのメリットやデメリットについても合わせて解説します。
あなたの彼への気持ち、どこまで本気ですか?
既婚者同士が不倫をするW不倫の場合、自分の家庭を壊すことなく、結婚を前提とした交際ではないケースが多いです。W不倫であり、お互いに家庭があるからこそ気楽に楽しめるといったことが、W不倫のメリットでもあります。
自分がどの程度本気で不倫相手のことを想っているのか、家庭を捨てても不倫相手と再婚し、結ばれたいのか、2人関係性が変わることによって自分の気持ちが満たされるのかなど、どの程度本気なのか自分の気持ちと向き合って再度考えることが重要です。
あなたに離婚する勇気はある?
W不倫をしている人は、配偶者や子供、両親など家族に知られることなく関係を続けたいと考えている人が多いです。離婚をして不倫相手と再婚をしたいと考えるようになったのは、どのタイミングだったのか思い出してみてください。離婚をして不倫相手と再婚したいと考える理由の多くは、配偶者との関係が悪化した時だといえます。
夫婦関係が冷めきっている、許せない言動があるなど、配偶者との関係を続けていけないと考えた際に、不倫相手である恋人への気持ちが膨らむケースがあるでしょう。自分が本当に離婚をする気持ちがあるのか、離婚をすることの大変さを十分に理解してから行動する必要があります。
W不倫での離婚によるメリット・デメリット
W不倫の末に離婚した場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。メリットとデメリットそれぞれを認識したうえで、離婚をするのか不倫関係を続けるのかを決断しましょう。
離婚することによるメリットその1:気持ちをリセットして新しい生活ができる
離婚を考えるとマイナス思考に陥るケースもありますが、離婚して不倫相手と再婚することによって、現在よりも幸せな生活を送れる可能性があります。信頼しておらず愛情もない配偶者と家族という関係を続けることや、一緒に暮らし続けることは、精神的に負担がかかるものです。仮面夫婦でいるよりもW不倫の相手と再婚して新しい生活を始めた方が、幸せになれるケースもあります。
離婚によるメリットその2:精神的・肉体的なストレスがなくなる
離婚をすることによって、現在の生活のなかで感じていたストレスが解消されます。離婚が成立するまでの間は、配偶者と関係が悪化していても、知人や友人、親族と会う時には仲の良い夫婦を演じなければなりません。しかし、離婚をすることによって自分の気持ちを偽る必要がなくなります。
さらに、家族として生活をするなかで感じていた、相手に対する不満を我慢する必要もなくなるのです。万が一、子供や自分が暴力を振るわれていたりモラハラといった精神的なストレスを与えられたりしていた場合は、離婚することによって安全かつ幸せな生活を送れるも能性があります。家庭の事情によって異なりますが、現在配偶者に対して感じているストレスがなくなることは大きなメリットだといえるでしょう。
離婚することによるデメリットその1:不倫していたことを知られると離婚しにくい
不倫相手が離婚しない場合や、自分の配偶者が離婚に同意してくれない場合、「W不倫をしていることを伝えれば離婚してくれるのでは」と考える人もいるでしょう。配偶者が不倫をしていたことを知ると愛情もなくなるので、慰謝料を請求することで離婚に同意する人もいます。
しかし、反対に、不倫相手と再婚することが許せず「絶対に離婚に同意しない」と逆上するケースもあるので注意が必要です。
不倫をしていた人が離婚をしたいと申し出ても、同意してもらえないケースのほうが多いことを認識しておきましょう。W不倫をしていたことを伝えるのは非常に危険であり話がこじれる可能性が高いので、不倫をしたことは伝えたりバレたりしないように、十分に注意しなけばなりません。
離婚することによるデメリットその2:子供がいると離婚するタイミングを掴みにくい
子供がいる場合、離婚を決意するのは簡単なことではありません。自分達だけではなく子供の気持ちも重要であるため、返事を急かすことや強制することは厳禁です。子供が学校を卒業するタイミングや養育費について合意できたタイミングなど、配偶者の希望や子供の希望を聞いたうえで決断しなければならず、離婚するまでに時間を要するでしょう。
また、離婚をすることで、子供が寂しい思いや辛い思いをしないかどうか、自分の気持ちだけではなく子供の気持ちを汲み取ることが非常に重要です。
W不倫中の彼に離婚を決意させる方法
自分は離婚する意思があるものの不倫相手が離婚してくれない場合、どのような行動を起こせば離婚に踏み切ってくれるのでしょうか。主に3つの方法を紹介します。自分たちの関係や相手の性格に合わせて、慎重に行動することを忘れないようにしましょう。
離婚をするよう迫る
不倫相手である自分と別れる気もなく、配偶者と離婚する気もないといった状況の場合、「離婚をする気はあるのか」「離婚をしてほしい」と希望を強く伝えることによって、離婚を決意してくれる可能性があります。また、「○○までに離婚をしないのであれば不倫関係を解消する」といった、期限を定めて提案する方法も有効です。
強く迫ることによって、「離婚しなかった場合、不倫相手に別れを切り出される」と焦り、離婚を決意するケースもあります。しかし、相手に離婚・再婚する気持ちがなければ、面倒くさいと感じたり家庭を壊されるリスクがあると判断したりするため、別れる決断をされるケースがあるので注意が必要です。
守ってあげたいと思えるような存在になる
男性は、弱い生き物を本能的に守りたいと思うものです。「1人では生活できないだろう」「自分が守らなければ」と考えると、離婚に生み出す可能性があります。反対に、経済的にも精神的にも自立しており、1人でも生活できると思わせるような態度をとると、離婚はせず不倫相手と別れようと考えてしまうことがあるので注意しましょう。
先に自分が配偶者と離婚する
不倫相手と再婚するために、自分が実際に離婚を成立させたり再婚に向けた準備を進めたりすると、不倫相手も「行動を起こさなければ」と考える可能性が高いです。
しかし、不倫相手が実際には離婚する気はなく、再婚する気もないといった場合、気持ちが重いと感じて別れを切り出される可能性があります。相手の気持ちを再度確認する、離婚が成立しそうであると伝えて、どのような反応をするかをチェックしてみるといった方法がおすすめです。
W不倫の注意点を押さえて計画的に離婚・再婚しよう
W不倫をしている相手が、「現在の配偶者とは必ず離婚する」「離婚したら再婚しよう」と言っているものの、自分は離婚することを決断できていない場合は、素直に自分の考えを伝えることが大切です。迷っている段階で「再婚しよう」といった口約束をすると、相手がすぐに離婚して再婚を迫ってくる可能性があります。W不倫をしている際に最も問題になるのは、口約束を信じて相手が離婚をしてしまった場合です。
W不倫の末に離婚を成立させるのであれば、メリットだけではなくデメリットとリスクをしっかりと認識し、十分な計画と互いの気持ちの確認をしたうえで行動することが重要です。