彼とのセックスで、痛みを感じたことはありますか?本当なら大好きな彼とは身も心も幸せにとろけて、快感に身もだえするようなセックスが出来るハズなのに、どうして痛いのでしょう?決して彼のセックスが乱暴なわけじゃないのに、セックスの時に痛みを感じるなんてと自分を責めることはありませんか?でも、セックスで痛みを感じる女性は少なくありません。痛みを感じるあなたが悪いわけではないのです。辛いセックスの痛み、一緒に解決してみませんか?
セックス中の痛みで悩んでいる女性は多い
「女性がセックスで痛がるのは初体験の時と、挿入時に濡れていない時!」というのは多くの男性が思っている事でしょう。男性ばかりか、女性の中にもそんな勘違いをしている人は少なくありません。
その勘違いは、セックスで痛みを感じる多くの女性を苦しめているのです。
女性の身体は複雑です。
セックスの経験がどれだけあっても、挿入時にどれだけ濡れていても、セックスの時に痛みを感じることはあります!
挿入自体が痛い、挿入して少し時間がたつと痛い、奥をつかれると痛い、角度を変えたら痛い。
そんな思いを抱えていても、パートナーに言えずに一人で我慢してしまう女性は多いです。
セックス中の痛み…パートナーに相談してる?
セックスが痛いことをパートナーに相談している女性は、どのくらいいるのでしょう。
セックスが痛いなんて言うとパートナーに悪いなと思って我慢して、感じているフリをしてしまう女性も多いでしょう。
女性がセックスのことで男性へ意見することは、男性が思っているよりもずっとハードルが高いです。
「濡れていないから痛い」と伝えれば、「前戯が悪い」と取られるんじゃないか。
「挿入から時間がたつと痛い」のは「遅漏」と取られるんじゃないか。
「角度が」「体位が」と伝える事で「セックスが下手」と取られるんじゃないか。
不安ですよね。
伝え方が大切とは言いますが、セックス中はお互い冷静ではありません。ましてや痛みを堪えているタイミングで丁寧に伝えるのは、とても難しいです。
下手な伝え方をすることでパートナーとの関係を壊しかねないですし、セックスレスになってしまう危険性もはらんでいます。それぐらいなら、痛みを我慢してこのままの関係を続けたいと思う女性は多いでしょう。
我慢を続けた結果、男性は女性が痛がっているなんて少しも思いません。
女性の演技を信じて「今のセックス」に自信を持ってしまい、女性が痛いセックスを何度も何度も繰り返すでしょう。
もちろん、パートナーを気遣う優しさは素敵です。
でも、痛みを我慢してするセックスは、正直とても辛いですよね。
セックスに痛みがあるのなら、パートナーに相談する方法を考えてみませんか?
セックス中の痛みの原因と解決策
パートナーへ上手く相談出来ないのは、痛みの本当の原因と解決法が思いつかないと言うのもあるのではないでしょうか。
セックス中の痛みの原因と解決策を探してみましょう。
挿入時・挿入後時間がたつと痛い
痛いセックスで一番多いのが、挿入時のピリピリとした痛みでしょう。
原因が分かりやすい分、パートナーに伝えにくいと感じることもありますよね。
・潤い不足
挿入の痛みでまず疑うのは潤い不足でしょう。
潤いの不足にはわかりやすいものと、わかりにくいものとがあります。
分かりやすく濡れていないのであれば、彼だって濡らすために努力してくれるでしょうし、ローションなどに頼る判断もできます。
でも、「Iラインに指を這わせて濡れていればOK」と思っていませんか?
男性ばかりか、女性ですらそう思っている人が多いのは日本のセックスに対しての向上心の無さかもしれません。
女性の身体は複雑です。
表面的に濡れていても、膣の中の潤いは足りていないということがあるのです。
表面だけが濡れている、もしくは表面もあまり濡れていないのでクン二で潤ったようにして挿入しても痛みをやわらげることは出来ません。
指を入れられて違和感があるのなら、挿入は痛みが伴って当然です。
自分が表面だけ濡れているのか中まで濡れているのかわからないのなら、一度一人エッチで確かめてみることをおすすめします。
「いつも彼とはこのぐらいだな」と思う濡れ具合で自分の指を膣に入れて、違和感はありますか?
膣内部にヌルっとした愛液を十分に感じないのなら、潤い不足が痛みの原因でしょう。
潤い不足の解決方法は、彼にたっぷりと愛撫をしてもらうスローセックスが一番です。
でも、「ちゃんと濡れるまで触って欲しい」なんて言えませんよね?
彼がもっともっとあなたに触れたくなるように「気持ちいい」「もっと」とおねだりしてみませんか?
もちろん、彼へのご奉仕も大切です。先にあなたがたくさん触ってあげれば、彼だってちゃんとお返しをしてくれるでしょう。
筆者の経験上、ちゃんと濡れていても彼に愛撫をしているうちに乾いてきてしまうことがあるので、「先に」あなたが彼を愛してあげるのがおすすめです。
しかし、残念ながら痛いセックスを繰り返したことや加齢で、濡れにくい身体になっていることもあります。
「彼の為に濡れなくちゃ」なんてプレッシャーを感じて余計に濡れないこともあるでしょう。
そんな時は、無理をせずにローションやゼリーに頼ってみませんか?
「使ってみたい」と彼に言えるのならセックスの時に彼に塗ってもらうのもいいですが、言えないのならシャワーの後でこっそり塗ってみるのがおすすめです。
ちゃんと潤って気持ちのいいセックスを何度か繰り返すことで、自分で濡れることのできる身体になるかもしれません。
・心理的要因
セックスが痛いと感じてしまうと、どうしても緊張から身体がこわばってますます痛みを感じるようになります。
また、彼の愛情や妊娠に対しての不安を持っている、体調不良など「彼とのセックスをシタイと思えない」時も濡れにくくなり挿入時に痛みを伴うことが多いでしょう。
セックスは、愛しい人と愛情を確かめ合う行為です。
あなたがシタクないと思うときには無理に応じる必要はありません。
・傷・炎症がある
以前のセックスの時に乱暴にされた、彼の爪で傷ついた、など膣内部に傷を負っている、また細菌感染や性感染症で炎症を起こしていてセックスの時に痛みがある場合もあります。
傷ついた心当たりがあるのなら、セックスはしばらくお休みをするべきです。
傷もないし、充分に濡れているのに痛みがあるのなら、感染症がないか病院で調べてみることをおすすめします。
奥が痛い
膣、というより奥が痛い時は要注意です。
彼とのセックスが悪いのではなく、あなたの身体に病気が隠れているかもしれません。
子宮内膜症や卵巣腫瘍など、子宮付近の病気が隠れているとセックスの時に奥が痛むこともあります。
セックスのたびに奥が痛いのであれば、一度病院で相談して見るといいでしょう。
ただし、単純に彼とあなたの体格に差がありすぎて彼のモノが奥に入りすぎているといったこともあります。「前カレよりも長いな」と思うなら浅めの挿入になるように体位を工夫することがおすすめです。
角度によって痛くなる
角度によって痛くなるのは「その体位は彼とあなたのセックスでは難しい」ということでしょう。
女性は下付き、上付きがありますし、男性は角度や長さなどに個人差があります。
「これまでのセックスでは痛くなかった」はあてになりません。
だからといって、彼とのセックスを楽しめないわけではありません。
ちょっと角度を変える、挿入を浅くするなどの工夫をすると痛みがなくなるかもしれません。
大切なのは、どこに当たると痛いのかをあなたがしっかり自覚することです。
痛みを我慢するセックスならしない方がマシ!
セックスの時に痛みを感じることは、珍しいことではありません。一度や二度なら、誰でも経験していることでしょう。
しかし、痛みを我慢し続けるなら、彼とセックスをする意味はありません。
セックスは愛情表現です。
あなたが痛みに堪えて我慢して、彼を気持ちよくしてあげるのならセックスをしない方がマシです。
痛みの原因を、ちゃんと二人で受け止めて改善して、楽しいセックスをしましょう!