不倫と言えば、どんなイメージでしょうか?既婚者が配偶者を裏切る日陰の恋愛?性欲だけでつながるタダレタ情愛?それとも、結婚にこだわらず、好きな気持ちだけで一緒にいる純愛?あなたの立ち位置によって、イメージは大きく変わるでしょう。でも、実際に不倫を体験した方にとって、不倫はどんなものだったのでしょうか。2人の女性から不倫の体験談をいただきましたので、ご紹介します。
そもそも浮気と不倫の違いは?
パートナーがいるのに、他の異性と関係を持つことを「浮気」とも言います。
では、浮気と不倫はどうちがうのでしょうか?
浮気
既婚、未婚にかかわらずパートナーがいるのに別の異性と肉体関係を持ったり、交際関係になったりすることです。
一度だけの肉体関係や、肉体関係はないけれども交際をしたいとアクションを起こす事も浮気と考える人もいます。
不倫よりも、浮気の方が線引きは難しく、個人の感情で浮気か浮気じゃないかの判断を下します。
不倫
不倫は既婚者が別の異性と肉体関係を持つことを指します。
民法にも定められており「配偶者を持つ者が、配偶者以外の者と肉体関係を持つこと」は不貞行為として法律にも反する行為です。
逆を言えば、どんなに気持ちが動いていたとしても肉体関係が無ければ不倫にはなりません。
【体験談】不倫のきっかけ
2人の女性の、不倫の体験談をご紹介します。
まずは、独身女性のきっかけから。
接客業をしているので、日々たくさんのお客様とお話をします。
そんな中で、お客様として来店した彼はお話も面白く紳士的で、すぐに「いいな」と思ったのですが、既婚者のためいったんは諦めました。
でも、私の知らないことをたくさん知っている博識な彼にどんどん魅かれてしまい、一線を越えてしまいました。
最初は彼の方から積極的に誘ってくれたのですが、身体の関係が出来てからは私の方が夢中になってしまっています。
(T・M 22歳 独身)
独身の若い女性は、年上男性の知識に頼りがいを感じて好意を持つことがあるでしょう。
その上、年上の男性とのセックスは、若い身体には刺激が強く夢中になってしまうこともあります。
自分よりも経験豊富な男性に優しく扱われることはとても嬉しいものです。
お姫様のように扱われる事がうれしくて、不倫が始まってしまうこともあるでしょう。
続いて、既婚女性のW不倫の体験談をご紹介します。
結婚前から勤めていた会社の同期の彼。
お互いに結婚してからも仲のいい同僚として接していましたし、もちろん、恋愛感情なんて一度も持ったことはありません。
でも、出産し仕事に戻った私に不満を持つ夫、子供を理由に休む事も多い私に距離を置く同僚たち。
そんな中で、彼だけは独身時代と変わらずに接してくれたのです。
気がついたら夫よりも彼との方が分かりあえていました。
家庭は何よりも大切ですし、決して壊す気はありません。
でも、彼との関係があって女としての自分が満たされているので、この関係はずっと続いていくと思います。
(Y・A 36歳 既婚)
長年友人関係を続けていたからと言って、異性として見ることが無いのかと言えば、答えはNOです。
異性に癒しを求めるのは、男女関係なく当然のことです。
家庭でも職場でも、肩身の狭い思いをしているとき、気を許せるような相手が出来れば倒れ込むように縋ってしまうのは仕方がないことなのかもしれません。
女性として、人として、大切に扱ってもらえるからこそ、しっかりと立っていられる。
そんなとき、不倫相手の優しい言葉と求めてくれる手は、何よりも大切に感じるのでしょう。
不倫のきっかけは、どこにでもあります。
いつもと同じ場所、同じ時間にいつもと少しだけ違うあなたの心が、不倫のきっかけになるのです。
そして、女性は一度身体の関係を持つと、相手をどうしようもなく好きになってしまうことも多いのです。
不倫のきっかけを作ったのは男性でも、続けるのは女性、というのが多いでしょう。
【体験談】不倫をやめようと思った瞬間
彼から子供の話が出てくると、どうしようもない気持ちになります。
彼にとって一番は家庭で、私がそこに入ることはできない。
私は彼の子供を産むことも、彼と人生を歩んでいくこともないんだな、と思うとどうしようもなく悲しくなります。
彼のことも「子供が可愛いのに、この人何をしているんだろう?」と思うこともあり、「このままじゃ幸せになんてなれない」とも思います。
(T・M 22歳 独身)
幸せな家庭を築きながら、刺激も欲しい男性の不倫。
刺激を与える女性としては、満たされない思いを抱えて苦しむこともあるでしょう。
自分も幸せになりたいと思った時が、不倫を止めるきっかけになるのかもしれません。
彼と会う約束の日、子供が熱を出したんです。
その日、彼は出張の翌日に有休をとり、私もこっそりと有休を使って朝から彼のいる地に向かう予定でした、
それが、熱のせいで保育園に預けることも出来ず、秘密のデートはなくなりました。
その時の私は、子供の体調の心配よりも、彼と会えないことを悲しんでいたのです。
イライラをぶつける私に娘が言った「ママ、お仕事お休みさせてごめんね」の言葉にハッと我に帰りました。
このまま彼との関係を続けると、娘の母親ではいられなくなると思ったのです。
(Y・A 36歳 既婚)
どんなに家庭を壊さないようにと注意を払っても、家庭の他に異性と恋愛を続けるのは無理があります。
家族がいればその分アクシデントも増えます。
その度、恋愛が邪魔されるように感じてイライラしてしまうのは恋をしている身では、止められません。
結果、不倫は夫や子供の負担になってしまうのです。
家庭を守りながらできる不倫なんて、どこにもないでしょう。
【体験談】不倫で得たもの失ったもの
彼と不倫関係を続けたのは20歳になったころ。その後2年近く不倫関係を継続していました。
その間友人から誘われた合コンは断ってきましたし、独身男性とデートすらしたことがありません。
今、22歳になって周りを見渡すと、素敵な独身男性には、すでに長く付き合っている彼女がいますし、友人達も結婚を前提にしている彼がいることも多いです。
女性として、最も輝く2年間を既婚男性にささげてきたなんて、本当にもったいないことをしました。
(T・M 22歳 独身)
年齢を重ねても素敵な女性はたくさんいますが、若いうちの魅力は若いうちにしかありません。
その魅力を、すでに他の女性のものである既婚男性にささげるなんて、もったいないですよね。
家庭を大切にしたいと、もっと母親でいたいと、彼には別れを告げました。
彼の方も「そろそろ…」と思っていたのか、別れはあっさりと受け入れれられて、すぐにただの同僚の関係に戻ろうと話はまとまったのです。
しかし、彼への気持ちが完全に消えたわけではありません。
彼が他の女性と親しげにしていると、嫉妬で気が狂いそうになりますし、子供にも「この子がいなければ、彼と一緒にいられたのに」という思いが消えません。
このままではダメになる、距離を置かなくては、と退職を決意しました。
私は不倫で、10年以上も働いた会社と、仲が良かった同僚としての彼、そして娘の一番可愛い時期を母親として過ごすことを失ないました。
(Y・A 36歳 既婚)
不倫は、別れたらそれで終わりではありません。
お互いに嫌いになって別れる恋愛と違い、お互いに気持ちが残ったまま家庭の為に別れるのです。
本当にきっぱりと別れるためには、仕事を変えて物理的な距離を取るという選択をする人も少なくありません。
これまで頑張ってきた仕事を失うのは辛いですよね。
そして、既婚者が不倫に使う時間は、本来家族と過ごす時間です。
酷なようですが、子供の可愛い時間は二度と取り戻すことは出来ません。
不倫で得るものは勘違い。失うものの大きさを知って!
周りにバレることなく終わった二人の女性の体験談。
不倫で失うものは大きいです。家族からの信頼、仕事、取り戻せない若い時間。
相手の奥様にバレれば、慰謝料ですべての貯金を失うこともあるでしょう。
それに対して、不倫で得ることが出来るのは、女性としての自信です。
「可愛い」「好きだよ」という甘い言葉と、妻がいるのに自分を選んだと言う事実は、女性としてあなたが自信を持つのに十分に役立つでしょう。
でも、それは本当に不倫相手にしか求められないものなのでしょうか?
パートナーに求める事、独身男性に求めることも出来るはずです。