結婚相談所で素敵な人に出会ったら、気持ちが盛り上がってキスをしたいと思ったり、その先まで進みたいと思ったりしますよね。しかし、結婚相談所の紹介で出会った場合には、色々と制約が厳しいものなのです。今回は結婚相談所で出会った人と交際中にキスや体の関係を持っても良いのか、そして結婚相談所でいう真剣交際から、成婚までの期間は一体どのくらいで、どのような流れで進んでいくものなのかを徹底解説します!
結婚相談所での交際には制約がある
結婚相談所は誰かの紹介で出会うのとは違い、決して安くはない会費を払ってその会社にお見合い相手を探して貰います。全く共通の知人がいない者同士が出会うのですから、やはり安心できるお相手と出会いたいと思いますよね。
日本で営業している結婚相談所の多くは日本結婚相談所連盟(IBJ)という組織に属しています。IBJは結婚相談所の会員が安心して結婚相手を見つけるためのお見合いルールやマナーを設けており、IBJに所属している結婚相談所はそのルールやマナーを守ることを会員に求めています。
そのルールやマナーとは、自分の個人情報の変更があればすぐに申告することや、お見合いの申し込みを受けてから何日以内に返事をしなければならないのかということ、お見合い場所の決め方、デートをする上での注意点、交際中の過ごし方など、詳細にわたって決められています。
もちろんIBJに所属していない結婚相談所にも様々な制約がありますので、入会の際に詳しく説明を受けましょう。
交際中にキスをしてもいいのか?体の関係は?
ではここからいよいよ皆さんが気になる、交際中にキスをしたり、体の関係を持ったりしても良いのか、ということについてお話していきます。
「交際」と「真剣交際」の違いってなに?
結婚相談所での交際には、「交際(仮交際)」と「真剣交際」の2種類があります。仮交際というのは、いわば相手の事を知るためのお試し期間で、お見合い後にお互いが好印象を持ってデートをしている段階のこと。この期間中は複数人とのお見合いや交際が可能です。また、結婚相談所からの紹介も受けることができます。
真剣交際とは、仮交際中の二人が相手を一人に絞り、婚約を前提として交際することです。真剣交際中は他の会員と交際することや、紹介されてお見合いをすることも禁じられています。真剣交際中にお互い結婚への意思が固まれば、成婚ということになります。
真剣交際中の婚前交渉を禁止している結婚相談所が多い!
会員同士の男女交際にまつわるトラブルを避け、安心して交際するため、IBJに所属している結婚相談所は真剣交際中の婚前交渉を禁止しています。
この婚前交渉とは、性交渉、つまり体の関係を持つことや宿泊、宿泊をともなう旅行、同棲のことを指します。性交渉を持たなくても、二人で宿泊をしたという事実があれば婚前交渉とみなされるので注意しましょう。男女が共に夜を過ごしたとなれば、性交渉を持たなかったと言っても証明することはできません。また二人で深酒をしてしまい、帰るすべがないので仕方なく宿泊をした場合も婚前交渉とみなされます。真剣交際中のデートは計画的に。
このルールを破ってしまうと、結婚相談所からはお互いに結婚する意思がある「成婚」とみなされ、成婚料を払い、結婚相談所からは退会しなければなりません。また、IBJに所属していない結婚相談所もほとんどが婚前交渉を禁止していることが多いようです。
これは体の関係を持つことだけを目的とした会員が増えることや、体の関係が合わないからといってそこから真剣交際が終了してしまうことが増えるなど、結婚相談所の運営にかかわる問題が起きたり、真剣に結婚相手を探している会員が傷ついたりするのを避けるためという理由があります。
その様な理由により、結婚相談所で出会ったお相手と性交渉を持つのは、成婚して退会をしてからということになります。
キスをしても良いの?
キスぐらいなら婚前交渉ではないし、良いのではないかという意見もあるかと思われますが、実は結婚相談所の多くが真剣交際まではキスをすることを推奨していません。何故ならキスをするような色気を含んだ状況にある場合、そのまま婚前交渉に流れてしまうことが多いからです。
また結婚相談所が推奨する真剣交際中の接触は手を繋ぐ、キスをするまで。まるで中学生のような清い交際ですが、万が一真剣交際中に婚前交渉まで流れてしまい、成婚料を払ったのに、結局お互いの気持ちが合わずに結婚はできなかったという最悪のパターンを避けるためにもこの一線は守るべきでしょう。雰囲気に流されやすい女性はキスをしたあとに婚前交渉を迫られても、流れのままに応じてしまわないよう要注意です。
真剣交際から成婚までの期間や流れとは?
真剣交際をするまでのお相手が現れたなら、成婚までどのくらいの期間を設けてどのような流れで成婚まで行き着くのかと疑問に思う人もいるでしょう。ここからは真剣交際から成婚までの期間や流れについて解説していきます。
【真剣交際から成婚までの期間や流れ】真剣交際の期間
IBJではお見合い後の交際期間はお見合いをした日から3か月間という目安を定めています。これはあくまで推奨であるため、長引く分には結婚相談所に連絡をすれば問題ありません。しかしこの3ヶ月という期間にはちゃんとした理由があります。それは3ヶ月あればお相手のことがある程度わかりますし、お互いに盛り上がった気持ちのまま成婚まで行き着けるというものです。長すぎた春、という言葉もありますし、真剣交際の状態で長く交際していると、気持ちが盛り下がったり、最悪結婚相談所の他で出会った人に気持ちが移ったりするのを避けることもできます。
人によっては出会ってすぐに真剣交際を始めて3か月後に成婚したり、仮交際を3か月続けてそのまま成婚まで至ったりすることもあります。
しかし結婚相談所によって期間は違い、真剣交際をしてから3か月という期間を目安にしている結婚相談所も多数あります。
【真剣交際から成婚までの期間や流れ】真剣交際のプロポーズから成婚まで
真剣交際を続けているからといって、そのまま何もしなくても成婚するというわけではありません。真剣交際から成婚まで順調に実現するのは全体の5~6割程度と言われています。成婚まで行き着くには、お互いに結婚をする意思があるということをさりげなく相手に伝えながら交際をすることが必要です。ただぼんやりとデートを続けるのではなく、お互い結婚後の生活のことなども話し合う必要があります。
3か月の交際期間の中で出来る限り多くデートを重ね、お互いの将来や、共に生活していくビジョンなどが描けるようになれば、男性からプロポーズをします。そして女性がOKすれば、成婚という流れに。
結婚相談所の制約を守りながら、成婚まで行き着こう
結婚相談所というのはただ会員に結婚をさせればいいという思いのもとに運営している訳ではありません。会員同士が安心、安全に結婚相手を探し、成婚まで行き着く可能性を上げるためのサポートをすることも大変重視しています。そのため、様々な制約を設けているのです。
結婚相談所の制約は厳しすぎると思う人もいるかもしれませんが、それは会員同士を守るため、そして幸せな結婚に導くためにも必要なことなのだということを理解し、守るべき一線はきちんと守りましょう。
真剣交際中にも結婚相談所からのサポートを受けることができます。真剣交際中に迷うことがあれば担当のスタッフに相談をしながら、成婚まで行き着きましょう!