初めてコミケに参加するあなた、前日までの準備はしっかりできましたか?自分の体調管理も整っているし、いざ会場へ!…と思いつつも会場の様子がわからないのにいきなり入るのは不安ですよね。
「コミケの初心者だってバレたらどうしよう!一見さんお断りみたいに言われたらどうしよう」と筆者も最初は思ったものです。
でもコミケでは漫画やアニメが大好きな人ならウェルカムなイベントです!
「目的が決まっているからそこだけ行ければいい」というのもアリですが、せっかくの大きなイベントですからもっと楽しめる方法もあるんです。
今回はコミケでの味わえないおすすめの楽しみ方についてご紹介しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
コミケの入場方法について

コミケでは多くの人が訪れるため、昼頃まで入場規制がかけられています。
前日からの待機は禁止されているので、電車の始発時間(5時30分)からすでに待機列は始まっています。
なるべく早く行きたい人は外で待機する準備をしておいてください。
会場の雰囲気を楽しみたいだけなら入場規制が解除される昼頃に行くようにしましょう。
待機列ってどれくらい待つ?
「入場規制で待つなら早く行けば長時間待機しなくていいの?」と思われがちですが、お目当てを確実にゲットするために始発時間に行くのはコミケに慣れている人は普通であり、「始発組」は数多く存在します。
開場時間は変わりませんので、待機する時間としてはおよそ5時間近くになることを把握しておきましょう。
「ってことはもっと遅くに到着した人はそれ以上の時間に…!?」と思えば、11時頃の到着ですと1時間くらいで中に入れます。
昼頃には待機せずに入れますので「あえて待機列を体験して味わってみる」という楽しみ方もありますが、体力をかなり消費しますので目的がなければゆっくり行きましょう。
ちなみに始発組の目的は企業ブースの限定グッズや人気サークルの新刊などがメインです。
人気サークルでなくても、旬なジャンルは完売する可能性も高かったりしますのでサークルの傾向を調べておきましょう。
時間帯
開催時間は10時~16時頃ですが、コスプレブースや企業ブースに関しては17時までの場合もあります。
最終日はコスプレブースなども16時までとなりますので、会場にゆっくり行く人は時間に気をつけましょう。
サークルについては完売や混雑を避けるなどの理由で撤収するのが早く、場合によっては13時には撤収…なんてこともありますのでSNSで事前に情報を知っておきましょう。
入場料金はいくら?
コミケの入場方法はリストバンド型参加証が必要になります。
リストバンド型参加証は1日ごとのバラ売りで540円(事前販売価格)、500円(当日販売価格)です。
リストバンドは開催日によって色が異なるので間違えないようにしましょう。
冊子版カタログには4日間分の参加証がついて2500円(事前販売価格)、2000円(当日販売価格)です。
運営側からは当日の混雑を緩和する目的で事前購入を推奨されています。
販売される時期はコミケの開催が近づくとお店やネットショッピングにて取り扱います。
会場はどんな雰囲気?

会場内では多くの人で混雑しており、たくさんのコスプレイヤーさんが歩いているのでとても華やかです。
混雑した中で「戦利品」と呼ぶゲットした本やグッズを行き交う人が持って歩くのでぶつからないように注意しましょう。
コミケ内の歩き方にもマナーが必要です。
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会場までの長蛇の列
コミケでは開場時間に合わせて、多くの人が参加しますので長蛇の列に並ばなければいけません。
列も展示棟によって分けられているので、お目当てがあればそのブースやスペース方向に合わせて並びましょう。
一度中に入ってしまうとスタッフが通路規制していますので「目の前にあるのに迂回しないと行けない!」なんてことがあります。
どこの列に並ぶかもきちんと把握しておく必要があります。
お目当てが特になければ、入場規制が解除されるお昼頃に行きましょう。
解除される頃には並ぶ必要もありません。
トイレの行列

コミケではトイレを利用するだけでも長い列となります。
会場入りする前に必ず一度はトイレに入っておいてください。
中に入ってからトイレに行く場合は自分の体調の余裕がある状態の時に列に並ぶ、男子トイレだったが「当日のみ女子トイレ」として併設されているところを選ぶなど工夫をしましょう。
おすすめとしましては男性人気のあるサークルの近くにある女子トイレを探すと空いていることが多いのでそちらを利用するのも手です。
携帯電話がつながりにくい

コミケでは多くの人が携帯電話を利用するので回線が混みやすくつながりにくくなります。
近年では携帯電話各社も協力し、移動基地局を投入することで改善されつつありますがやはり万全ともいえません。
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待ち合わせなどの連絡をするなら事前に決めておく、サークルチェックをするなら紙にメモをするなどしておきましょう。
アナログな方法ですが確実だといえます。
お目当てのブースに行くには

コミケに参加する理由が「あるブースで欲しいものがあるから行きたい」という場合、どう対処しておけば良いでしょうか。
それにはやはり事前に情報を把握しておく必要があります。
「人気の限定グッズ」などであれば待機列に並ぶために始発時間に合わせて~なんて方法もありますが、そこまではいかないけど午後から行くには不安…な場合は1時間の待機列に並ぶことを考慮した時間帯に合わせるのがおすすめです。
配置情報を理解しましょう
コミケカタログなどでお目当てのブースやサークルの配置情報をメモしておきましょう。
開催日が何日目かと把握するのも必要です。
カタログでサークルについては例えば「1日目 東8 ひ-12b」とこんな数字とひらがな(カタカナ)やアルファベットで表記されています。
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「1日目」に関しては開催日の日程で「東8」については東の8ホールになり「ひ」などスペースによってはカタカナ表記の場合もありますがこれはブロック名です。
「12」については長机の番号で、長机は2サークル配置できるので「a、b」と分けられます。
つまり「b」とはb側のスペースになるということです。
大手サークルは頒布する作品が多いため、aとbを両方使うという場合もあります。
コミケカタログの付属地図には番号が振り分けられているので、行きたいスペースもそれを基に探してみましょう。
サークルブースはジャンルによって分けられている
サークルブースでは3日間ジャンルを分けて開催されます。
3日間全て出展内容も違います。
ジャンルの分け方も毎回変わるので、自分が行きたいスペースがどのジャンルか調べておかないといけません。
大きくジャンル分けされているのが主流ですが、「旬なジャンルで混雑が予想される」という作品については他の作品とは別の展示棟に…なんてこともあります。
移動経路を知っておく
先ほどちらっとご紹介させてしましたが、コミケでは会場のブースやスペースの配置は決まっていますが近くにあるからといって油断してはいけません。
当日は多くの人で混雑するためそこへ行くことも困難ですし、運営スタッフは移動経路を規制します。
人の流れをスムーズに行なうためには大きく迂回させるルートになる場合があります。
どうしても行きたい場合はあらかじめ経路も知っておく必要がありますが、そうでなかったら午後には混雑も規制も落ち着きますのでゆっくり回りましょう。
これを見ると嬉しくなっちゃう!コミケでの優しい世界

これまでコミケの参加方法についてご紹介しましたが、コミケって参加するだけでこんなに大変なのでは?とちょっとたじろいてしまったかもしれません。
参加する人はコミケを「戦場」と呼ぶ人もいます。
ですが!コミケに参加することでこんな素敵な瞬間にも巡り合うことができます。
ここでは全員が参加者であり協力しあう場所でもあるのです。
コミケスタッフによる名言の数々
DJポリスってご存知でしょうか。
サッカーのワールドカップ出場が決まった夜に渋谷駅をユーモアある話術でルールの呼びかけをした警察機動隊員の愛称です。
ここではコミケスタッフがDJポリスくらいに、いや、それ以上でしょうか、ユーモアのある話術で列の取り締まりをしてくれます。
毎回開催されるごとに名言が生まれていますので列に並びながらでも楽しい時間を過ごすことができます。
持参したスケッチブックにイラストを描いてくれる

サークルブースではスペースによって「スケブOK」「スケブ受け付けます」といった案内がされている所があります。
スケブとはスケッチブックの略称で、スケッチブックを持参していればリクエストに応じてイラストを描いてくれます。
スケッチブックは当日会場でも販売されていますので準備しておきましょう。
描いてもらえるルールはサークルのジャンルに合わせたキャラクターのみやスケブOKと案内されているということです。
あと、スペースで本やグッズも買わずにスケブだけお願いするのは失礼になるのでやめましょう。
スケブを受け付けるのは来てくれた人への感謝の気持ちで行なっています。
後ろの人は最後尾の札を持つ

長い行列をつくる際に「最後尾」の看板を目印に並ぶという仕組みはコミケから始まったルールだといわれています。
そしてそのコミケでは「最後尾」のプラカードは最後尾になった人が自ら持ち、自分より後ろに並ぶ人が来たらその人にバトンタッチする仕組みになっています。
大手サークルだとスタッフが持つ場合もありますが、大半が自分達で行ないます。
全員で協力し合っていると感じられる瞬間です。
やっぱり同じ趣味の人に会える
サークルではジャンルが分けられているので、自分が好きな作品を同じように好きな人がいるという実感を持てます。
もちろん1つの作品に対して全く同じ見方や趣向が出来たら嬉しいですが、自分にはなかった新しい見方を見つけることもできます。
自分には受け入れられない「地雷」などもありますがそれも経て、分かり合う人に出会えた時の喜びもひとしおです。
午後から撤収が始まる
お目当てが特になかった場合はお昼ごろから回るのがおすすめと紹介しましたが少しだけ注意です。
サークルに関しては、早いと13時頃から撤収作業が始める人もいます。
「急ぎじゃないけど後で…」とゆっくり行ったら、撤収が終わっていなかった…なんてことのないように午前中から情報は入れておきましょう。
サークルは搬出の関係で撤収が早い
サークルの撤収が早いのも人それぞれです。
その理由は「搬出作業が混む前に行ないたい」「遠方からのために急いで帰らないといけない」「全て完売した」などです。
コミケが開催される日程は大型連休で開催されることが多いため電車や飛行機などの混雑を避けるために早めの撤収を行なうのは少なくありません。
コミケでは閉場までいなくてはいけないというルールはありませんのでサークルも自分のタイミングで終わらせることができます。
サークルによってはSNSなどで「早く撤収します!」とお知らせする場合があるのでチェックしておきましょう。
人気のものは午前中に完売する

サークルの人気とは今回のイベントのために新しく作った「新刊」は最もなくなりやすいといえます。
もちろん大手サークルなら広く渡るように印刷部数を多くしたり終了後に通販を受け付けたりと工夫も行なっています。
ですがその判断はサークルによって全然違います。
自分のお目当てが手に入れられず、サークルも撤収していないようでしたら後日別のイベントに出展するか、通販はあるかなど聞いてみましょう。
6.まとめ
- 会場に行くときは目的にあった入場時間を決めましょう
- コミケでは外でも中でもルールを守りましょう
- お目当てがあればそこの配置情報と経路を把握しておくこと
- コミケでは全員が参加者で協力しあっている
- 目的があれば午前中になるべく済ませましょう
当日の会場は多くの人の熱気や賑わいにあふれています。
初めて行く人は最初その雰囲気にのまれてしまうかもしれませんが、きちんとルールやマナーを知っていれば問題ありません。
ルールやマナーをしっかり守っていれば、初心者など関係なくあなたも立派なコミケ参加者です。
当日は充実したコミケをお過ごしくださいね。